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公益社団法人日本山岳会

2024.7.7 定例山行「白山釈迦岳」

2024年7月7日(日) 天候:晴れ

参加者:田路、亀田、曽我(L)、

コースタイム:3:30 松本合同庁舎出発 ⇒ 4:45 市の瀬駐車場着 ⇒ 5:00登山開始 ⇒ 8:54 釈迦岳前峰着 ⇒ 9:14 白山釈迦岳登頂 ⇒ 9:45~11:30 白山釈迦岳から七倉山までの中間地点で引き返し ⇒ 11:40白山釈迦岳下山開始 ⇒   15:12 市の瀬駐車場着 ⇒ 17:00 松本合同庁舎着 解散

感想:梅雨真っ只中、前日の豪雨が嘘のように今日は奇跡的に晴れた。まだ3時過ぎという時間に、新聞配達のお兄さんの「白山ですか?頑張って!」の声に励まされ、集合場所へ急いだ。本日は、往復約18キロの行程を女性3人で挑む山行だ。

目的は、まず白山釈迦岳登頂である。次に、その先の湯の谷乗越し辺りまで歩き、オオサクラソウ探索だ。

4時45分に市の瀬駐車場に到着した。好天予報なので、満車かと思っていたが、市の瀬駐車場はガラガラだった。ほとんどの人が白山方面のバス待ちをしていた。5時に登山開始。長丁場なので、無理をせず、1時間毎に休憩を取りながら歩いた。青空でブナ林がとても綺麗だ、と思ったのは束の間で、歩いても歩いても頂上は遠い。釈迦岳前峰に到着した時は、疲労困憊だったが、あとひと踏ん張りと気持ちを奮い立たせ、白山釈迦岳へ向かった。分岐から白山釈迦岳の方へ行くと、ピンク色のハクサンコザクラの群生が出迎えてくれた。その光景に今までの疲れが一気に吹き飛んでしまった。そこは、白山釈迦岳に登らず七倉山の方へ道なりに通過してしまうと見過ごしてしまう場所だった。白山釈迦岳へは、笹をかき分けてようやく登頂。白山釈迦岳山頂は三角点とオオシラビソに小さな木の札の看板が括り付けてあるのみ。休む場所も無いので、早々に次の目的地であるオオサクラソウ探索に向かった。そこからは、様々なお花が続いており、足取りは軽くなった。しかし湯の谷乗り越しをかなり進んだところまで探索したが、オオサクラソウは見つけられなかった。何人かの登山者の話では「オオサクラソウは3週間前から咲いているから終わったのかな」と。帰りは暑さも加わって重い足取りが更に重い足取りになり、食事も喉を通らず、ひたすら水分摂取をしながらやっとの思いで駐車場に着いた。記録をみれば、17.7キロ10時間。体力不足を心の底から痛感したが、今日は頑張った自分たちを褒めよう。

 タフな山に加えオオサクラソウに会えず、苦しい山行ではあったが、青空の元、思いがけず可憐なハクサンコザクラの群生に出会えて、大満足の一日となった。

【記事・撮影 曽我】

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