2024.12.7(土)天候:晴れ
参加者:濱野、森田
感想:今年は事務局長の舩田さんが病気のため急遽欠席となり、2名の参加となった。天皇陛下は講演会だけのご出席だそうだが、その講演会には出席せず廊下でうろうろして、いろんな方と話しているうちに16時30分となり会場へ入る。今年は伊吹山のテーブルで、いつものようにテーブルマスターなる役割であるが、話が下手な私には苦手な仕事である。多摩支部、首都圏、岐阜支部、静岡支部の方と同席となった。雑談などしているうちに開会となり、会長挨拶、黙とう、新永年会員顕彰、新入会員紹介、秩父宮記念山岳賞表彰とあいさつ、ブンギ登山隊・ヒマラヤキャンプ2024の隊員紹介、鏡開きと例年通り進んだ。新永年会員の高原さんの乾杯のあいさつで祝宴がはじまり、京王プラザ総料理長の料理説明なるものが今回は初めてあった。最後に支部の紹介があって散会、明日に備えて早々に濱野氏とホテルへ。
2024.12.8(日)天候:晴れ
東京は今日も晴れ模様、北陸は雨続きでこちらの天気がうらやましい。5時30分目覚ましで起床、6時にホテルのロビーで濱野氏とおちあい出発。まだ暗いが人通りはかなりあり、さすがに寒い。6時20分に東京駅丸の内北口に着く。すぐに山行委員の方など数名が集まるが意外に少ない。青森の大久保さん、昨夜同じテーブルの椎名さんも来られた。千葉と上総湊で乗り換えて9時過ぎに浜金谷に到着、まだ人影は少ない。9時30分ごろには30名以上の人が集まり千葉支部の方が引率し、3班に分かれて出発、車力道コースを上る。われわれは1班に入り、千葉支部長の先導で歩く。ここは福井の笏谷石と同じ凝灰岩の産地で、切り出した石を荷車に積んでこの坂を下したそうだ。途中に案内板があり、1本80㎏の石を3本積んで坂を下す仕事は女性の仕事で、1日3往復したという。石畳の残るところでは両側に車輪で減った溝が残る。山頂の手前の石切り場には垂直の切り出した石壁が50m以上の高さで残り、ビルディングを思わせる。展望台からは三浦半島が近く、狭い浦賀水道を通るたくさんの船舶が見え、半島の西には富士山の山頂が雲で覆われていた。鋸山はその名の通り、その先の頂上までは上り下りの連続である。山頂は狭いが1等三角点329.5mがあり、ここからも東京湾が望まれた。さらに三角点の横には8角柱形の構造物「菱形基線測点」なるものが設置されており、地殻変動を観測しているそうである。展望台の下まで戻って昼食、記念撮影をして下山開始。急な石段を下って、石切り場の下「吹抜洞窟」を通り山の反対側へ出ると、こちらも見事な石のビル群である。石舞台なる展望台(入場料700円とか)を下から眺め、尾根を下り(石段コース)浜金谷駅に帰着した。解散後今度は1度だけの乗り換えで東京駅へ戻った。
鋸山は話には聞いていたがなかなかのアプローチで、企画していただいた千葉支部と山行委員会に感謝!!【森田記】