メニュー

公益社団法人日本山岳会

2014年5月 春のスケッチ山行「秩父の山並みを描く」

 春のスケッチ山行「秩父の山並みを描く」

新緑の爽やかな緑の風の中でスケッチを楽しめますとのキャッチフレーズで企画したスケッチ山行でした。

快晴の5月19日(月)は東京駅丸の内北口に集合して佐藤バスで秩父に向かった参加者は、15名。

東京から首都高、関越高速で花園ICで降りて寄居有料道路経由で秩父に入り、まず日本100名山の両神山を描くために美の山公園の中腹の展望台に10:05にバスを止めて1時間のスケッチタイムを取った。はじめにこの場所をスケッチポイントを選んだ理由は、ここから両神山まで距離があるため、春の霞で午後には鮮明に見えなくなることからですが、この時間でもややかすんで稜線が不明確でしたが、皆さん心眼を開いて絵を仕上げていました。続いてナチュラルファームシティ農園ホテルで昼食をする。昼食のレストランからは秩父の山並が一望できる所です。ここは今年の10月に日本山岳会埼玉支部主催で全国支部懇談会の会場になるホテルで、秩父の山並が一望できる自慢のロビーです。食事と景色を楽しんだ後、全国支部懇談会で行う秩父の風景を見てもらう写真パネルとスケッチ画を飾るコーナーを見てもらい、そこで本日参加のメンバーに秩父の山並のスケッチの絵の展示出展をお願いしました。

続いて武甲山を望む芝桜の絨毯で有名な羊山公園に入る。混雑を予想してが、芝桜のシーズンを少し過ぎたことや、混雑を避けるために今回は行事を月曜日にしたので人ではスケッチを楽しんでいるグループと観光客が居ましたが少なく、我々もそれぞれのスケッチポイントを選んで1時間のスケッチを楽しみました。続いて移動して山の中腹にある丸山温泉の手前で田植えが始まっている棚田を見下ろし、小高い所からの武甲山と三菱マテリアルのセメント工場の見えるところでスケッチをしました。15:10に終了し、歩いて数分先の丸山温泉に入り汗を流して、冷たいビールを飲んでスケッチ山行を締めくくりました。帰路は国道299号がすいているので正丸峠のトンネル経由で入間ICから圏央道、中央道で予定より30分早い18:30に新宿に到着しました。今回描いた秩父の山並の絵を秋の全国支部懇談会で全国の会員にご覧いただき、秩父の山の紹介が出来ることを楽しみにしております。                                         冨樫信樹 記


春のスケッチ山行「秩父の山並みを描く」に参加して

都﨑修男

 「新緑の爽やかな緑の風の中でスケッチを楽しめます」という案内状につられて参加を決めたが、この日はまさに絶好のスケッチ日和だった。

定刻より若干早く最初のスケッチポイント美の山山頂手前の駐車場に着くと眼下に秩父市内、眼前には尾田蒔丘陵から両神山、秩父の山々が広がってご案内通りの緑の風が吹き抜けていた。

早速1枚目を気持ちよくスケッチし、ちょうど出来上がったところで時間となって農園ホテルに向かった。ここは日本山岳会の支部懇談会開催予定場所にふさわしく瀟洒な建物で山靴でどかどか入るのはちょっと気がひけた。

秩父の山々を望むダイニングルームでデザート付のしゃれた料理を楽しんだ後10月に開催される支部懇談会予定会場の見学に出かけた。会場は暗くてよくわからなかったが、スケッチクラブの絵の展示される廊下はゆったりとして、会議前後に三々五々見ていただくには十分なスペースと雰囲気の場所だった。冨樫さんのご希望通り今日のスケッチ山行に参加した方たちの多くが展示に参加されることだろう。

第2のスケッチポイントは羊山公園芝桜の丘だった。残念ながら芝桜は終わりに近かったが、みなさんの絵を覗き込むとピンク色が画面を覆っている。私もオペラの絵の具を拝借し、満開の芝桜の向こうに武甲山を描きこんだ。写真ではこうはいかない。絵を描く者の特権だ。

第3のスケッチポイントは丸山温泉の手前で棚田の向こうに武甲山がそびえていた。ちょうど田植え前で水張りの終わった田もあり、準備に忙しい人たちの姿もあった。ゆっくり描きたい風景だったが、温泉まで歩くのは遠いということで途中まで描いてバスに乗り込んだ。温泉に入る人たちを待つ間に付近を散歩した。かって子供たちが小さいころ夏休みに一家でこの近くをよく訪れた際は賑わっていたが、今回は湯治客の姿もなく閑散としていた。夏になればいくらか賑わいをとりもどすのだろうか。

4時過ぎ温泉前を出発し大きな渋滞にも巻き込まれず、新宿に定刻より30分早く6時半に到着した。お天気に恵まれ秩父路のスケッチを満喫する山行だった。幹事さんお疲れ様でした。

同好会

pagetop