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公益社団法人日本山岳会

10月山行■日光禅頂行者道(薬師岳・夕日岳・地蔵岳)

日光禅頂道

【山名】前日光の薬師岳・夕日岳・地蔵岳
【集合】2022年10月22日(土)8:30 東武日光駅
【行程】8:30東武日光駅にてタクシー乗車―9:15細尾峠9:20―10:10薬師岳10:20―12:13夕日岳12:40―13:00分岐13:03―13:20地蔵岳13:25―13:55ハガタテ峠13:59―14:50林道に出る―15:35古峯神社17:10のバスで新鹿沼駅へ
【参加者】(順不同・敬称略)CL:鈴木 SL:永田 記録:松本 泉谷

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【感想】
標高が高い所では紅葉が見られ、まるで庭園で切りそろえられたかのような下草の笹の緑と、自然林との美しい光景が稜線のすべてにおいて続いていた。
倒木もほとんどなく、谷の下の方にまで下草の笹で覆われていて、感動しながら歩いた。
路面も歩きやすく、アップダウンも適度で、ほとんどが落葉樹のために男体山から女峰山の連なりはもちろんのこと、日光白根山・皇海山・赤城山も枝の間から透けて眺められた。
石の祠が3か所あり、また、不動明王の石仏が1体、ハガタテ峠では木の幹に比較的新しい木のお札が打ち付けられていた。
谷を下るときは暗くて、やや荒れていたが、道はしっかりしており、最後は古峯神社で大きな天狗のお面とご対面できた。
観光コースとは違う日光への入り方を体感できて、それが美しい道とわかって良かった。(松本)

8月に石裂山に行き、古峯神社へも立ち寄った。山の静けさが心地良い神社で、緑の頃を見たので、今回のゴールの古峯神社・紅葉も楽しみにしていたが、下のこのあたりでは紅葉はまだだった。
日光までの電車や集合場所の東武日光駅での人の多さにびっくりしたが、歩いたルートでは7〜8人くらいしか会わなかった。
鮮やかな紅葉、男体山や他連なる山々が良く見える素晴らしい眺望、歩く道はきれいな笹の道。
美しい自然の中、終始気持ち良く歩けた山行だった。
また、地蔵が岳では、逆ルートを歩いて来られた森田さん(お地蔵さまのように座ってらした)に「こんにちは」と声をかけられ、うれしいサプライズ。
昼食中で、後からすぐ追いついてこられ合流して歩いた。
今度は、古峯神社での宿泊体験をしたいし、ハガタテ平の分岐から古峰ケ原峠へのみちを歩いてみたい。(泉谷)

この時期の日光は紅葉を求める人で大変混みあい、どこへ行っても人混みと渋滞ですが、今回の山行では同じ日光でありながらすれ違ったのはたった数名でした。
紅葉も素晴らしく、景色は抜群、きれいな稜線でした。
道のりも長く薬師岳から夕日岳、更に地蔵岳に進むに連れて男体山が徐々に遠くなって見えました。
行程はほぼ計画書の通り進めることができました。
途中の地蔵が岳から合流の森田さんにもお世話になりました。(鈴木)

今回歩いた禅頂行者道は、全国山岳古道調査で行う「三峰五禅頂(さんぶごぜんじょう)の道」のひとつとして栃木支部が調査をしている古道。
日光修験の三峰修行(華供峰、冬峰、夏峰)の一部がここを通る。
途中、石仏や祈禱札があり、修行の道であることを実感する。
古峯神社は、元は参集殿であったというが、神社とは思えぬ外形で、柏手が似つかわしくなかった。
部屋に天狗の面があり、天狗信仰の神社でもある。
日光の寺社と協力して三峰修行を行っている。
厳しいアップダウンを覚悟していたが、秋のうららの、ひどく穏やかな尾根道で、楽しい山行となった。
反省会は北千住となり、久々に東武沿線の楽しい山行を思いだした。(永田)

【特記事項】
*細尾峠までのタクシーは、途中でいろは坂への渋滞と交差する時に信号待ちに時間が少しかかったが、40分間で6700円だった。
*日光足尾バイパスから旧道に入るのは、日足トンネルの少し手前でカーブを曲がったすぐの、標識も何もないわかりにくいところで、タクシーは通り過ぎてしまい、トンネル直前でUターンした。
*帰りの時間帯は東武の普通列車の便が良くなく、特急券を購入することになるが、紅葉狩りで混むこの時期は、駅に着いてから買おうとするとすでに満席になっているため、帰りのバスの中でネット購入しておく方がよい。
【反省会】新鹿沼駅から東武線特急で北千住まで移動して、西口駅前のはりや総本店にて。
【ヒヤリハット】特になし
【記録者】松本

同好会

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