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公益社団法人日本山岳会

11月山行■東山道 保福寺峠

【山名】東山道 保福寺峠越え(山岳古道120選の66_東山道保福寺峠の調査)
【日程】2023年10月28日(土) 晴れ 日帰り
【集合】7時52分 上田駅新幹線改札口
【行程】上田駅温泉口でタクシーに乗り、浦野高札場・うだつの家・薬師堂・大法寺・浦野駅(うらののうまや)をそれぞれ下車して見学・写真撮影後、歩き初めの地点にタクシーで向かう。
青木村の恋渡神社鳥居前でタクシー下車し、9時16分スタート。
「歴史の道東山道」の標柱を探して写真に収めながら、車道を何回か横切り、入奈良本牧場の柵の外側にある古道をゆるやかに登り、11時20分に中の茶屋跡の標柱そばで車道に出て、昼食休憩。
11時40分に出発し、12時18分に保福寺峠に到着。
石碑やスカイラインの看板を写真に収め、ウエストン石碑の前で休憩。北アルプスは残念ながら雲の中。
12時35分に出発し、12時58分に一遍水を通過。
古道らしき道型に入り込むが、途中で崩落しているので引き返して舗装道路を歩く。
14時34分、保福寺川に早く出られる細い径へと左折し、ゲートを開け閉めして集落に出る。
川に沿って、古道らしき道型を遡る。
14時57分、堰堤の下方で古道が消失しているのを確認し、引き返す。
15時14分、集落に入るゲートを開け閉めし、川に沿って下流へ直進し、15時29分に保福寺到着。
参拝、トイレ休憩後、15時48分出発。
保福寺宿の町並みを見ながら西へ直進して16時28分に化石館到着。
バスが来るまで時間があったので、化石館を見学。
16時50分のアルピコ交通バスで松本駅へ。
交通渋滞あり、17時40分頃に到着。
反省会後に解散した。
【参加者】(敬称略)松本 (CL) 永田 (SL) 堀地 (記録)本村 (在京連絡)
保福寺峠
【感想】
絶好の山行日和でした。特に、紅葉の中に佇む保福寺が見えた時は、来て良かったと思えた一瞬でした。有難うございました。(堀地)

一度、歩いてみたかった東山道。青木村奈良本では見事な三重塔を。そして、山中のいにしえの道は思いの外管理されている箇所もあり、秋晴れの心地よさも手伝って、当時を偲ぶ事ができた。(本村)

優美な三重塔と、畑の中の浦野駅から始まった東山道の旅。眼前に立ちはだかる山並みのどのあたりを越えるのだろうと、探すのも楽しい。
古道は広くてゆるゆると歩きやすく、カラ松林の中は黄葉に陽光があたって明るい。
青木村による標柱を見つける宝さがしのようなウオーキングで、いつのまにか峠に着いていた。
ウエストン卿感嘆の石碑はかなり大きく、期待も大だったのに、雲に隠れた北アルプス連峰は最後まで顔を見せず、残念無念!
下りは古道探検隊となったが、深追いはせず、午後1本しかないバスに間に合わせるため、早足で。その途中に振り返ってV字形の峠を見やり、あの反対側から歩いて来たのか~~という感慨にしばしひたった。
保福寺を囲むこんもりとした森は錦秋の感あり、すばらしい秋の一日でした。(松本)

古道は整備があまりされておらず、林道や人家への道などが錯綜しており、わかりずらかった。
江戸・明治時代の道をそれなりに辿ったが、古代東山道は山中に見当たらず、保福寺町から四賀化石館までのうんざりした直線道路が名残のように思えた。
石碑や石仏なども少なかった。
北アルプスは見えなかったものの、秋晴れの好天で、誰と会うこともない静かな古道歩きだった。(永田)

【特記事項】
*上田駅から青木村バスターミナルまでは千曲バスがあり、青木村コミュニティバスに乗り換えて、市之沢バス停で下車すると、同じスタート地点となるが、遅い出発となるため、タクシー利用した。
*トイレは、大法寺駐車場や化石館の前にあるが、保福寺では、本堂脇に声をかけて借りることになる。
*保福寺下町バス停にコミュニティバスが来る時間帯なら、化石館まで3kmの舗装道路歩きは省略できる。
【反省会】松本駅の目利きの銀次
【ヒヤリハット】特になし
【記録】松本

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