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公益社団法人日本山岳会

11月山行■星糞峠(黒曜石への旅)

【山名】八ヶ岳中部高地 星糞峠
【集合】2022年11月19日(土)9:30 茅野駅
【行程】9:20 茅野駅発ー9:55 木落し坂10:00ー10:05 樋橋茶屋跡10:10ー10:12 浪人塚10:22ー10:45 黒曜石石器資料館、大黒屋、和田宿本陣12:10ー12:15 和田宿ステーションにて昼食13:10ー13:26黒曜石体験ミュージアム13:56ー14:20星くそ館14:22ー14:33星糞峠14:35ー15:02黒曜石体験ミュージアム15:05ー15:36鳴石16:00ー16:15 御座岩16:25ー17:00御座石神社17:06ー17:20 茅野駅
(行程はミュージアムー星糞峠往復以外は柳田車にて移動)
【参加者】(順不同・敬称略)CL:佐古 SL:永田 記録:少路 松本 三井 柳田

鳴石

【感想】
★山行計画で「星糞峠」という名前を聞くまでは、全く知らず、パワーストーンのオブシディアン=黒曜石とも知らず、未知の世界への扉が一つ開いた!といっても大げさではなく、MCCと佐古さんに感謝です!
カラ松の純林の中を星糞峠まで登ったり、雨境峠近くの鳴石からは、北方に広々した佐久平と浅間山が見えて、昔の人も感じたであろう道歩きでの感動に思いをはせたり、茅野駅に下ってくる途中の南面に開けた高台は寒いけれど暮らしやすかったのかなと思ったり、とにかく気持ちの良い地域だなと感じることができました。
6月の和田峠の時には通り過ぎた本陣などもゆっくりと見学できたのも良かったです。
佐古リーダー、柳田さん、皆様、ありがとうございました。(松本)

★2020年3月八丈富士以来のMCC山行でした。
普段、車で出掛けることが多い私にとって、何の気なしに車で通り過ぎてしまいがちな道々で歴史の痕跡をたどる有意義な一日となりました。
七年目毎申・寅年に行われる木落し坂での御柱のことは知らなかったのですが、命を懸けて傾斜四十五度近い急坂を下る「御柱祭」は是非生で見てみたいと思いました。
中山道の宿場町の一つである和田宿では旅籠の遺構、かわちや、大黒屋、本陣で、時間をかけて解説、案内をして頂き、加えて永田さんの鋭い質問とそれに対する回答、やり取りも楽しませて頂きました。
ブラタモリのタモリさながらに、案内の人のクイズに永田さんが答えられる場面があり、流石だなと感じ入りました。
黒曜石のことは何も知らなかったのですが、全世界、日本全国に産地があった・ある中で、訪れた鷹山の黒曜石は天然の火山ガラスで、切れ味がよく縄文人が矢じりやナイフとして好んで使っただけでなく、透明度が高くアクセサリーとしても人気があり、又、透水性、排水性、保水性のバランスがよく、土壌改良剤等にも使われるなど現代でも使われており、古代から現代にいたるまで人間の生活に欠かせぬ貴重な石であることを知り、とても勉強になりました。(柳田)

★お天気に恵まれた秋の良い一日でした。
和田宿本陣では説明員の方の詳細な解説の元、160年前の時代に思いを馳せることが出来ました。
また長い年月を経た縄文時代の黒曜石はきらきらと今も光っているのが印象的でした。
白樺湖に写った逆さ蓼科山も良い風景でした。
今回は広範囲なルートでしたが柳田さんが車を出して下さったお陰で沢山の名所旧跡、自然に触れあえて感謝感謝です。
また車内BGMもユーミンから最後は竹内まりやと私の好きな曲を流していただいてたのもうれしかったです。(少路)

★柳田さんの車のおかげで、たった1日の一筆書きで諏訪古代地域を巡ることができました。感謝です。
和田宿では古道調査の確認ができ、念願の黒曜石採場跡も見ることができました(落ち葉に埋もれていましたが)。
また最後はヘッデンになってしまいましたが、諏訪古代史に重要な古東山道の石も見ることができました。
いにしえの営みにふれた豊かな1日となりました。

和田宿和田宿mcc星糞峠御座石御座石御座石神社

【特記事項】
*和田宿ステーションのトイレは工事中で仮設トイレだった。
*鳴石へは牛乳専科もうもうに車を止めて徒歩で100m
【反省会】茅野駅モンエイト 福福屋にて (そば茶屋が閉まっていたので)
【ヒヤリハット】特になし
【記録者】少路

MCC

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