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公益社団法人日本山岳会

5月山行■霧島山(高千穂峰)

【山名】霧島山(高千穂峰)
【日程】2023年5月27~28日(土日)曇り
【集合】5月27日18時に登山口温泉(霧島神宮前ユースホステル)
【行程】前泊して早朝6時半にタクシー乗車して6時50分霧島東神社で下車。参拝、写真撮影後、7時30分登山開始。
初めは樹林帯の中、蛭にくっつかれながらで途中から傾斜が急となるも依然として道はまっすぐに西へ向かい、11時30分高千穂峰に到着。
(途中、3回のタテの合計が35分間)。二つ石あたりから腰のあたりの高さまでの灌木帯となり、ミヤマキリシマがちょうど見ごろとなっている。
本来なら眺望を得られるはずのところ、深い霧で何も見えず。頂上で、法螺貝の音が響き、一段高いところで祝詞を唱える、黒い装束の男性が・・・。
参拝、写真撮影後、風が強く視界も利かないため、11時45分に下山開始。
脊門丘(せたお)の元宮でも霧が深く、馬の背から全くお鉢の中は見えず、斜面にへばりつくミヤマキリシマの群落が少し見える程度。
赤い岩場を下りきり、林の中に入って少し日が差してくる。
13時5分、高千穂河原到着。トイレ、昼食休憩、高千穂河原ビジターセンター見学、宮崎支部の方々との交流、
写真撮影後、13時45分に出発し、下草の少ない緩やかな林間コースを下り、15時15分霧島神宮到着。
参拝、展望台より桜島と開聞岳を眺め、階段を下って大鳥居をくぐり、デポしておいた荷物を宿泊先に取りに行き、解散。
3人は、16時5分にタクシー乗車して鹿児島空港へ。
【参加者】(順不同・敬称略)永田・高橋・泉谷・松本(記録・CL)

高千穂峰

【感想】
快晴にはならず、霧の濃い霧島古道歩きでしたが、ミヤマキリシマの咲く頃、訪ねることができて良かったです。
花園、天国への階段を歩くような気分でした。
写真で振り返ると、深い霧の中、山の神さまが迎えてくれているような気がします。
今まで歩いた古道歩きと比べると、石碑もなく山歩きの感覚に思いますが、良い道でした。
高千穂河原で、宮崎支部の皆さまと会えたことも、うれしいことでした。ありがとうございました。(泉谷)

リーダーとして初めての飛行機、宿泊山行のため、3か月前にご案内を出し、ちょうど良さそうな宿探しから始まった。
結果的にアクセス、内容、お値段ともに満足できてよかった。
古道調査というよりも、噴火の多い霧島山の中で、現在登山として歩きやすいコースを選択し、ミヤマキリシマ最盛期を狙ったのは大当たりだったが、蛭にも大当たりとなった。
眺望が得られなかったのは初めての参加者には残念だったが、頂上で法螺貝の音を聴くことができ、この深い霧は意味深だと思えた。(松本)

午前中に鹿児島空港に着き、泉谷さんとタクシーで丸尾。そこで食事をしコンビニで買い物をして、バスで高千穂河原に行く。
そこから関係者が登拝に使う道を霧島神宮まで下る。
これは翌日の縦走に時間がかかったときの措置として行った。
道は問題なかったが、地形図の川の一が大幅に違っていた。
翌日は山頂までは残念な天気。
霧島東神社で傘を出す。
蛭が多かったが、ミヤマキリシマが咲き誇っていた。
途中人には会わなかったが、山頂付近から人が増え、山頂から西は観光地として賑わっていた。
しかしたいへんな砂利道で、みなさん苦労して下りていた。
久しぶりの雄大な光景をみる山行だった。(永田)

【特記事項】宿泊した霧島神宮前ユースホステルは、7時から朝食のため、朝食無しと連絡したところ、その分お安くしてくださった。温泉・夕食・和室ともに満足でき、隣が第一交通タクシー営業所で霧島神宮のすぐ前でバス停からも近くてよかった。
霧島東神社からの登山道には、黒っぽい蛭が多くいるので、注意が必要。
トイレは、霧島東神社と高千穂河原にあり。山頂に携帯トイレ用のブースが新設されていた。
【反省会】流れ解散のため、特に行わず。
【記録】松本

MCC

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