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公益社団法人日本山岳会

6月山行■筑波山羽鳥道

【山名】筑波山(山岳古道120選の48_筑波山の調査で羽鳥道から登り、山頂北西の薬王院へ下る)
【日程】2023年7月2日(日)快晴 日帰り
【集合】8時20分 つくばエクスプレス つくば駅改札口
【行程】9時12分桃山学園グランド前でタクシー下車し、高桑信一様と挨拶、自己紹介、プリントを頂く。
9時19分歩行開始。9時35分馬頭尊の石像、9時50分薬師堂通過。10時35分水分(みくまり)にて小休止。11時13~25分、舗装道路から登山道に入る川のほとりで休憩。12時10分に稜線に出て薬王院への下山路と出会う箇所で12時19分まで小休止。12時35分御幸ヶ原到着。昼食休憩。集合写真撮影。
13時9分出発して薬王院へと下る。14時10分、薬王院まで500mの看板前で小休止。14時30分薬王院到着。参拝、見学。
14時44分宿坊の前を通過。つくし湖調整池の北側を回り、蕎麦屋をめざすも営業時間外のため、旧酒寄駅跡バス停へ。
15時20分バス停に到着も、道路渋滞により15時45分のバスがかなり遅れるとわかり、行きのタクシー会社に電話して3台来てもらい、16時55分つくば駅到着、解散。
【参加者】(順不同、敬称略)近藤(SL)
高橋、山内、有岡、堀地、市川、田中(記録)、泉谷、鎌塚、松本(CL)

筑波山薬王院

【感想】
筑波登山本道と掘り込まれた立派な石の道標からスタートした羽鳥道、山麓から眺める筑波山はまだまだ遠かった。
真夏の日差しのもと、北面から登る道に古い石碑や道標の類が連なり飽きない。道は舗装道のため、松本さんのアドバイスに従い傘を持参したのは大正解。
男の川からは、持参した地理院地図には波線すらない道だが、沢山の人が行き交う。東寄りに尾根筋をたどるみちがありそちらかと思っていた。
古道調査では、地図に波線はあるのに道はないパターンが続き、今日は波線ないが、立派な道がある、さすが筑波山!?
そのような山で、隊列末尾にいた近藤さんが道をはずれ、目先の藪から登場する、一同どよめく、何度か、楽しい瞬間^ ^。皆様暑いなか、お世話になりました。(田中)

有名観光地、筑波山の主要7ルート以外の登山道であり、古道である、羽鳥道ということで大変興味深い山行でした。
しかしながら往路の殆どが古道をアスファルトで覆い隠した、キャンプ場に向かう車のための舗装道であり、夏場でもあったので、ある意味、修行の山行となりました。
時折、舗装道を巻く形で土の古道と路肩の石碑が顔を見せて、かえって失われた古道の痕跡を探る雰囲気を楽しめました。
帰路は薬王院ルートの長い石段で、これもまた別の修行となり、筑波山を満喫させていただきました。ありがとうございました。(市川)

「古道巡礼」の著者の高桑信一さんがご一緒して下さった、あまり歩く機会のない筑波山北側羽鳥道から行く古道山行で、梅雨どきのお天気を心配していたが、当日は快晴、真夏のようなきつい日差しの中を一日歩いた。
日かげに入ると、まだだいぶ涼しいが、太陽が照りつける舗装道路はつらく、折りたたみ傘をさしながら歩いた。
高桑さんから、要所要所で史跡の説明を受けながら、また山の話を聞きながら、木々が茂るあまり歩かれていない道や古道を歩くことは、貴重で楽しい体験となった。
筑波山は湧水豊かな山とわかり、意外だった。下山は、薬王院ルートを行ったが、急な段差の階段の連続で、これもつらかった。山道でもそうだったが、着いた薬王院は立派で満開の紫陽花が美しく、癒された。
ここから、頂上が見えてずいぶん歩いた(下った)なぁ!と思った。初めて見た北側からの緑美しく堂々とした筑波山に、夏山歩きを満喫した山行だった。(泉谷)

高桑さんが用意してくださった資料、筑波山古道を何度も歩かれたというお知り合いのカラーイラスト地図が大変わかりやすく、石碑や石仏などを楽しく辿る事ができた。
山道に入ってからはどんどん藪が深くなり、先頭の高桑さんがパチンパチンと行手を阻む枝を切ってくださりどんどん進んでいく。
うっすらと残る横道の先で割と大きな鳥居が現れる。かつてはこの参道もよく使われていたのだなと実感。
うだるような暑さの中、松本Lおすすめ携行品の日傘、扇子、冷却グッズは必須でした。そして、とてつもなく美味しい冷たいブルーベリーのお差し入れで生き返りました。ありがとうございました^^(鎌塚)

・茨城県出身で、小学生以来何度も訪れている筑波山ですが、今回のルートは初めてでした。昔の痕跡が残っていて、非常に興味深い道でした。沢沿いの道は、涼しかったです!
・暑い日には傘が役に立ちました!次回は扇子も忘れずに持っていきます。
・松本さんからいただいた、ひんやりブルーベリーが美味しかったです。ありがとうございました!
、高桑さんは歩くのが速くて、さすがと思いました。高桑さんから筑波山には鹿もヒルもいないと聞きました。一緒に飲めなかったのが残念です。
・バスが来ないというアクシデントがありましたが、リーダーのタクシー手配のおかげで無事に反省会に行けました。
・TXの安売り切符を駅前の自販機で買えてお得でした。(有岡)

本来なら冬枯れの似合う筑波山山行だが、古道調査でなかなか日程調整が難しく、7月となってしまった。
しかも梅雨の晴れ間で舗装道路歩きはきつく、リーダーとしては熱中症対策を伝えるようにしたが、参加者にはつらい修行となった。
その代わり真っ青な空をバックにした写真をバッチリ撮れたが・・・登山道は国土地理院地図にも載っていないが川を何度か渡渉し、せせらぎが涼やかですてきな自然林の中のゆったりとした良い道。
時間の関係と暑さのため、山頂は踏まなかったが、御幸ヶ原から北方への眺めも良くかなり混雑していた。
薬王院は訪れる人もない様子なのに、とても立派な本堂と三重塔が昔からのたたずまいでひっそりと建ち、不思議な空間だった。(松本)

【特記事項】
*羽鳥道の古道調査に「古道巡礼」著者である高桑信一様とともに行くことができ、とてもありがたく、有意義な一日となった。
*「筑波登山本道」の大きな石碑のある歩行起点は、バス停から遠く、今回はつくば駅からタクシーを利用して45分かかった。
*登山道に入って30分くらいで筋肉のけいれんが起きて漢方薬内服して頂上まで歩くも、ケーブルカーで下山した参加者が1名あった。
*帰路は、本当は、桜川市コミュニティバスの旧酒寄駅跡バス停から約15分の筑波山口バス停で乗り換えてつくば駅に向かう予定だった。
【反省会】つくば駅ビル向かい側の「北海道魚鮮水産BiViつくば店」
【ヒヤリハット】下山開始まもなくの苔むした木道で靴が滑って転倒し、膝の中央を打撲した参加者あり。湿布貼付とサポーター装着にて歩行可能。
【記録】松本

MCC

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