【山域名】尾瀬
【日程】2023年9月9日(土)-10日(日)快晴 (一泊二日)
【集合】9時20分 東武鉄道 北千住駅 特急のりば入口
【行程】
〈9月9日(土)〉
東武鉄道:(特急リバティ会津113号)北千住 09:43発、会津高原尾瀬口 12:20着 会津高原尾瀬口駅発12時35分(会津バス)- 13時51分着 ミニ尾瀬公園 -「武田久吉メモリアルホール」見学 -(徒歩)- 15時22分着 民宿「丸与」‐ 15時40分着 檜枝岐歌舞伎舞台 見学 – 16時45分着 尾瀬檜枝岐温泉「燧の湯」17時30分発 → 18時00分頃 宿で夕食
〈9月10日(日)〉
05時15分 宿で朝食、06時15分発 – 前川橋前バス停 06時30分発 → 7時06分着 御池バス停 – 御池 07時08分発 – 上田代 07時35分通過 ‐ 08時30分着 出戸深沢(吊り橋手前:休憩) 08時45分発 ‐ 兎田代上分岐 09時21分通過 – 09時42分着 大橇沢 09時50分発 ‐ 10時16分着 元湯山荘(休憩+トイレ) 10時35分発 ‐ 東電分岐 10時53分通過 – 11時10分着 東電小屋(昼食+トイレ) 11時40分発 ‐ 牛久分岐(休憩) 12時35分発‐ 13時06分着 山ノ鼻 13時17分発 → 14時21分着 鳩待峠 15:00発→ 戸倉バス停(関越交通バス) → 沼田駅 (解散)
【参加者】永田(CL)、兵頭、三井、土井(充)、土井(友)(SL・記録):5名
【感想】
数年ぶりの檜枝岐村。バス停が移っていたり、川沿いの家がなくなっていた。
「歌舞伎伝承館」というのができていた。
今回はじめて「武田久吉メモリアルホール」を訪れることができ、思った以上に立派であることに安堵した。
しかし自分も変化していて、これまで目につかなかった古道や石仏がやたら目につくようになっていた。
檜枝岐村は尾瀬越しの会津沼田街道が通っていて、史跡が多く残っているのだ。
今回は台風一過ということもあったためか、バスも民宿も貸切状態で、翌日の尾瀬も途中までほとんど人と会わなかった。
快晴で暑かったが、静かな尾瀬を歩くことができた。
難を言えば、蜂に刺されたことだ。
7か所刺されたが、土井さんがポイズンリムーバーを持ってきており、非常に幸運だった。
沼田の蕎麦屋もそこそこおいしかった。(永田弘太郎)
夏と秋のはざまの尾瀬。草紅葉にはまだ早いとあって、人が少なく快適な木道散歩になった。
場所によっては花も見られ、広い空の下、そこかしこに飛ぶ蜻蛉や蝶が目に楽しい。
初めと終わり以外はほぼ平坦とはいえ、歩行距離18㎞はなかなかの歩き甲斐で、鳩待峠への登りを前に食べた花豆ソフトクリームが文字どおり甘露の味だった。
前泊した檜枝岐村は観光整備が進み、あちこちがほどよくきれいになっていた。昨年から始まったという手ぬぐいスタンプラリーも楽しそう。
ミニ尾瀬公園の「武田久吉メモリアルホール」は現在の朝ドラ主人公のモデル、牧野富太郎との交流の深さもよくわかるもので、タイムリーな訪問で得した気分に。
土井さんお手製の「檜枝岐備忘録」が史跡案内図や村の成り立ちから観光案内までぎゅっと詰まったすぐれもので保存版です。ありがとうございました。(兵頭亜紀)
一日目の武田久吉メモリアルホールでは、JACが素晴らしい歴史を持った会であることを改めて実感。檜枝岐歌舞伎の舞台や六地蔵、街道沿いに点在する史跡などでは、伝統文化や土地の歴史にも触れることができました。また、民宿「丸与」の山人(やもーど)料理、特に山ウドの炒め物、イワナのお刺身が地酒にピッタリ!
二日目のだ〜れもいない静かな尾瀬。キンコウカやウメバチソウ、リンドウ、ヒツジグサなど、秋の草花に彩られた尾瀬ヶ原をゆっくり満喫できました。
久し振りに参加させていただきましたが、やはりMCCの山行は面白いですね。二日間、とても楽しい時間をありがとうございました。
なお、三条の滝園地は木道工事のため10月3日まで通行止めとのこと。山行時、元湯山荘は休業中、東電小屋本館と鳩待山荘は工事中でしたが、いずれも併設のトイレは使用できました。(土井充)
初日、最も一番先に、「武田久吉メモリアルホール」を訪ねた。武田久吉氏は、「山岳」の創刊号へ、尾瀬紀行を書かれていて、約120年前、如何ばかりに、この尾瀬を歩いたのだろうか、と思いを馳せて、重ね合わせて想像するの、楽しかった。
植物採集、檜枝岐、燧ケ岳、至佛山、沼田街道、会津と上州の境、沼山峠、戸倉、牧野富太郎氏との交流、自然保護・・・。
今回、静かな尾瀬ヶ原から望む燧ケ岳と至仏山の両方の山は、ちゃんとずっと待っていてくれたように思えて、嬉しかった。
武田久吉氏も、牧野富太郎氏も、植物採集・研究を尾瀬ヶ原でされたこと。そのことを思うと、いっそう、植物のことが、気になった。池塘へ向かって、「また会えたね、ヒツジグサ」とつぶやいたりした。
山の文化、MCC山行、ありがとうございました。(土井友子)