記:杉田和美
2021年2月25日(木)
8:00 JR飯田橋駅付近で竹内さんと私は、高橋さんの車にピックアップしてもらい、
首都高速・常磐道を走りつくば駅を目指す。
首都高速から常磐道に入ると、雪をまとった日光白根山に男体山の山々が見渡せ、
さらに走ってゆくと本日登る予定の筑波山の全容が裾野から確認できました。
そして文章力のない私に、本日の報告書を書く様に・・・と、
高橋さんからミッションを仰せつかり、一気に気が重たくなったわたくしであります。
高速も渋滞なく、予定通りに待ち合わせ場所であるつくば駅に到着。
つくば駅に合流したのち各愛車で登山口である、筑波高原キャンプ場へ。
狭い林道を上がって行きますが、舗装道もやがてダ−ト道となり速度を落とし、ゆっくり上がってゆくと、キャンプ場の炊事場がみえ、その先の男の川、女の川と小さな沢を渡ると終点、筑波高原キャンプ場駐車場となります。
駐車場脇のトイレは、この時期は閉鎖されて居ました。残念!
今回のルート案内は、山想倶楽部の地元の山田さんです。
山田さんとは、昨年、宝篋山でお会いした以来、約1年ぶりの再会。
他のメンバーの高橋さん、下河辺さん、竹内さんとは昨年秋の信越トレイル以来の顔合わせとなりました。
宜しくお願いします!と、改めてご挨拶。
9:40標高495m
身支度を整えスタート。
上がって来た林道を少し戻ると、女の川登山口があります。
正式な登山口なのか?破線ルートなのか?私には良く分からなかったのですが、
踏み跡はしっかりと着いていました。
裏筑波山と云えば、カタクリの自生地で有名な場所。
以前から一度登ってみたい候補地でありました。
今回、山想倶楽部の山行企画で、裏筑波山を見た瞬間に飛びつき参加!
未踏ルートでもあり楽しみです。個人的な主観から、カタクリやニリンソウの爆裂した時期が良かったなぁ〜と、ボソゥ!と、思ったりもして・・・。
次回は、山野草の時期にもう一度登りたいと思ったので、
山田さんにつくば駅から裏筑波山へのバスの下山場所を教えて頂きました。
女の川登山口から登り、暫くすると
登山道脇に斑点模様のある葉を発見!
そうです、カタクリの葉があちらこちらに
芽吹いています。
裏筑波山にも、春が一歩一歩近づいています!と同時に、噂通り裏筑波山のカタクリって、爆裂したら凄いだろうなぁ〜なんて思ってしまいました。
冬枯れの木立から、杉の植林地帯へと植生も移り変わると同時に、
私の体が反応し、花粉に攻撃され始めました。やばい!
目がショボショボ、鼻がムズムズ、クシャミが・・・(*´Д`)
無風だったので反応も軽かった様で、ホットしました。
11:31 標高606m
陽だまりで休憩していると、時折聞こえる高橋さんの声。
「俺はここにいるぞぉ〜」的な、アピールが静かな山間に響き渡りますが、
声は聞こえるが姿は見えず。近くて遠い距離間を感じ取れました。
冬枯れの木々の間から、オレンジ色のジャケットが見え隠れ。
徐々に大きな息遣いが近くなってきました・・・。
さらに進むと、苔の付いた大きな岩々の間を縫うように進んでいる時、
山田さんから、「この場所の右斜面が、一番カタクリとニリンソウが綺麗な場所」だと、教えて頂きました。
傾斜は徐々にきつくなり、沢から外れ進路を左方向へと移すと、
手入れが行き届いてない、ツタが伸びきった状態の木々が多くなって来ました。
13:41 標高831m
キツイ傾斜も終わった所で、二度目の休憩。
遠くの山々は、春霞の為かぼんやりとしか確認できなくなって来ました。
山頂からの富士山も期待薄ですなぁ〜。
13:40 標高871m
筑波山 女体山到着。
山頂は、ロープウェイで登って来た若者らで
賑わっていました。
関東平野を見渡し春霞の中 霞ヶ浦も確認出来ました。
上州方面に目を向けると、上州の山々は微かに確認できましたが、
写真に収める程の眺望もなく諦め!
山頂の祠の下の白雲橋コースで下山。
最初は大きな岩ゴロを慎重に下ります。
下山なので高橋さんは、水を得た魚の様に蘇り、
竹内さんに下山指導のレクチャーをしながら、
14:02 標高841mの屏風岩で遅めの昼食を頂きました。
昼食風景の写真は撮り忘れました。
後、この報告書を記入しながら気がついた事は、
集合写真も撮り忘れていました。
14:28 昼食を終え、駐車場を目指し再び下山開始。
歩きやすい石畳道を進んで行きますが、この道から外れて笹薮の中に入って行くとは到底考える余地もなく、直進するもののとばかり思っていると、前に歩いていた山田さんと下河辺さんが突然消え、笹薮の中から下河辺さんの頭が見え慌てて後に続きます。
筑波山を熟知している人が居なければ、絶対に分かる余地もない道です。
笹薮を抜けると、大きな岩や洞窟があり、荒れた登山道に古い階段が出て来ました。
なぜ、こんな場所に突然階段が?と思っていると、このルートは以前、修験道だったそうで、護摩壇まで続いていました。
護摩壇の中は洞窟になっており、大昔はこの中で荒行が執り行われていたそうです。通り抜けも出来る様ですが、かがむのが厄介で今回はスルー。
奇岩が多いルートでもあり、筑波山を熟知している山田さんと一緒でなければ、私など、どう足掻いても踏み込む事も出来ない場所なので、貴重な体験をさせて頂き感謝でした。
皆様、お世話になり、ありがとうございました。
お疲れさまでした(*^^*)
PS、2月23日高橋さんは、80歳のお誕生日を迎えました。おめでとうございます♪
いつまでも、お元気で!私たちの先達として指導を御願いします。