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公益社団法人日本山岳会

新年会の琴

記:高橋 聰

日時 2023 年1 月18 日午後6 時より8 時30 迄
場所:飯田橋カクヤ
参加者:森武昭、吉永英明、川井靖元、下河邊史郎、菊池武昭、竹内晴美、大塚幸美、小亀真知子、高橋聰  9 名

今年の新年会は昨年と比べたら参加者も多くにぎやかに過ごすことが出来たようだ。先ずは定刻の2 から3 分遅れたのだが、高橋の司会で最初に定例会を始める。
 普段定例会を行っても最近は出席者される方々は、コロナウイルスの影響もかなり響いているようで、4 から5 名しか出席しないので、寂しい限りであり、何とか実施している山行時の夕食の前に定例会を行う事もある。今年度( 令和4 年度。4 月~ 3 月迄) の計画はあと次月に妙高高原の小笠原君が経営しているユアーズ・インで雪と遊ぶ会( これはスキーをしようが、スノーシューを付けて雪の中を闊歩するも良し。参加者の好みで何をしても可) 2 月21 日~ 24 日迄実施する計画だけである(11 名程度参加予定)3 月の計画は以前より余り山行等は企画されていないのと同時に、会員の皆様の高齢化により残雪のある山は安全のためにも遠慮している処である。
 まず次年度(5 年度) に実施する計画としては4 月に安芸群島の島旅が3 泊4 日で吉永さんよりの提案、5 月は伊能忠敬記念館で国産の日本地図見学と香取神宮や成田山新勝寺参拝 他、 6 月は以前実施した信越トレックの時最終地点である天水山の山毛欅林が素敵だったので山毛欅の新緑を見に行く計画が出され、又関口さんより10 月末に槇有恒さんの碑前祭があるので、それに掛けて非常に美味な下関のフグ料理を格安で食せる所があるので、そこでユックリと楽しみ、その後近在の山でハイキングを楽しむ計画が提出されているので、それらの計画を参加者に諮ったところ本日参加している多くの人が、それらの計画に参加するので、是非それらの計画の実施をしろと依頼というよりも厳命されたのでした。その後9 時頃迄和やかに話は弾み解散となりました。数日して石原代表より新年の挨拶と称して下記の挨拶文がメールにて送られてきましたので、添付しておきます。

石原代表の新年の挨拶文
山想倶楽部の皆さん 新年おめでとうございます。皆さんにおかれましてはよいお正月を迎えられたことと拝察いたします。
 昨年は皆さんのご協力により、つつがなく行事をこなすことができました。私事を申しますと、9 月頃から体調を崩しまして例会山行を欠席する場面が増えてしまい、申し訳なく思います。その所は代表代行の高橋さんがしっかりとリードしてくださり、会の運営には全く問題が生じなかったことは感謝にたえません。
 さて、今年は倶楽部として生涯登山を標榜してから4 年目に入ります。この生涯登山はもちろん個人の体力差により目標が異なることは言うまでもありません。会としては皆さんのイメージする生涯登山の最大公約数的な内容の例会を実施するという事になります。私が会の代表を引き受けてそう時間がたっていないころ、日本山岳会の重鎮である方から山想倶楽部は頭に日本山岳会を被っているのだから、単純なハイキングクラブにはならないでもらいたいと言われました。これは私も同感ではありますが、どう差別化するかという事にはいささか頭をひねりました。このころは既に海外登山シリーズと、海外スキーシリーズを開始していましたが、一般山行では少しでもチャレンジングな要素を入れ、さらに山の背景の歴史的、民俗学的な部分をあぶりだすという事により、単純なハイキングとは差別化をしてまいりました。この精神は既に俱楽部の主要会員にはしっかりと理解されていることは、最近の山行計画、
山行の報告書を見れば明らかです。例えば、すでに出来上がっている今年の山行計画を見ればわかるようにこの精神は各所に見いだされます。
 ところで、例会山行の安全という面では高齢化の進んだ現状からすれば、改善の余地が多々あると思います。まずは自車、レンタカーの使用は控え、極力公共の交通機関、営業車を利用する、という事です。既に倶楽部の主要メンバーは80 歳を超え運転免許返納の時期を迎えております。多少費用はかさみますが安全第一で行きたいと思います。コロナはここにきて第5類にレベルを下げるという事になっておりますが、高齢者にとっては一層厳しい状況になっております。昨年12 月10 日から今年1 月10 日までのコロナによる死亡者は1 万人を超えています。そのうち60 歳以上が97%を占めています。一方50 歳以下のコロナ罹患者の死亡率0,02%以下ではインフルエンザを下回っております。この年代からすれば5 類で当然でしょう、その結果、高齢者は切り捨てという事になります。もう自衛しかありません。コロナに対しては今まで以上に厳しく感染防止に努めなければなりません。黙食、つい声高になってしまう多人数の飲酒は控えめにすべきでしょう。例会山行の夕食後は山行参加者の皆が参加できるような談話会にすべきと思います。飲み会化は避けなければいけません。若いころの登山の思い出話、海外登山の話、困難な登山の話、これらは本人だけでなく聴く人にも楽しいものです。それが本来の山の会の団欒だと思います。
 さて、今年も楽しい登山を続けるためにも一層の皆さんのご理解と協力をお願いし、新年のご挨拶とさせていただきます。               

山想俱楽部代表 石原達夫

同好会

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