メニュー

公益社団法人日本山岳会

志賀高原・野沢温泉の新緑と信越トレイル・ブナの森散策の集い

後ろの山は山伏山

記:寺田美代子

【期 日】令和5 年6 月4 日~ 6 日

【参加者】吉永英明、下河邊史郎、伊藤禎裕、中瀬龍男、斎藤悦子、醍醐順一、高橋 聰、川村光子、

     廣島孝子、竹内晴美、小笠原辰夫、山田茂則、寺田美代子 13 名

6 月4 日

 令和6 年6 月4 日~ 6 日の山行に参加。本当に久しぶりの参加です。この計画に参加しようかどうしようか、迷って主人の正夫さんに相談したら、何も用事が無ければ参加したらと背中を押されて、思い切ってこの計画が実施される一週間程前に幹事の高橋さんに連絡したら、まだ大丈夫だよと言われ思い切って参加させて貰いました。久しぶりに皆様とお会いできる楽しみと共に、若干の不安もありましたが、何年振りかで長野駅でお会いした皆様は、どなたもお変わりなく、とても元気な皆様のお姿を拝見して嬉しく安心したのでした。

 長野駅の待ち合わせ場所に電車で来られた皆様と共に行くも迎えに来ている筈の小笠原さんの車がどこにも見当たらない。どうしたのかと思っていると間もなく来られ、少し早く着きすぎたので、前泊された大阪の方達や、昨日上高地より降りてきてユアーズ・インに泊まっておられた高橋さん達と善光寺に行って来ていたとの事で、早速全員車に乗り込み、本日の昼食場所である高山村の蕎麦処高山亭に向かい美味しい日本蕎麦の昼食を戴きました。その後松川渓谷に沿って渓谷温泉や雷滝を車窓に見ながら山田牧場から笠ケ岳登山口に到着し(13:30) 直ぐに身支度をして歩き始めました。

松川渓谷温泉滝の湯 しあわせの森

 最初はなだらかな道なのでこれはらくちんだなと考えたのですが、5 分も歩くと急でかなり段差のある階段の連続で、少しほっとしたと思ったら岩の続く急な登りでしたが、30 分ほどで山頂に到着(14 時頃) したのでした。山頂は展望が良く社が祀られている大きな岩の上に登り、無事に到着出来た健康と感謝の参拝をすると共に、爽快感をゆっくりと味わったのでした。全員無事に下山した事を確認後車に乗り込み(15:05) 志賀高原から中野経由で宿に帰着したのでした。宿の赤倉ユアーズ・インに17 時頃到着して車から降りた時あまりの懐かしさで、しばし宿の佇まいを見上げていたのでした。

/笠ケ岳登山口(笠岳峠の茶屋前にて)

急でかなり段差のある階段の連続

 18 時より夕食ですが、夕食の前に高橋さんから6 月の例会をするからと案内があり、今後の予定などのお知らせがあり、山想倶楽部に今年から加入された山口県在住の伊藤さんと大阪から参加された中瀬さんと斉藤さんの紹介と挨拶があり、遅く迄歓談したのでした。

6 月5 日  

 本日は天水山から山伏山を目指す計画です。昨晩は小笠原さんと高橋さんが地図を見て何か色々とルートについて相談していたようですが、私は全く未知の世界なのでお任せするしかありません

 7:00 朝食後8:00 宿出発してコンビニで昼食を購入しました。10:00 天水山の登山口である松之山口に到着してゆっくりと準備をして歩き始める。髙橋さんは車を山伏山の下山口に回す役割があるため、少しだけ上まで歩かれるようだ。すぐに林道状の道もなくなり山道となった。辺りは前日説明があったように太いブナの樹木が群生しており、他の樹種は全くと言ってよいくらい見受けられない。草付き状の急な斜面が少々きついが、ブナ林の心地良さと共に、朝の木漏れ日が優しく都会の俗塵にまみれた私の体を癒してくれているようです。

 滑らないように足元に気をつけながら登っていると、小笠原さんより樹々の説明がありましたが、その中に「コシアブラ」があり、その時より急な斜面も何のそので、私の眼は只「コシアブラ」を目指して登りながら摘み始めていました。山頂手前の900m 地点で小休止となり此処よりは下山となります。

 ここよりは今度は急な下り道となり、ロープ。ロープの連続で間隔を空けての下りです。やがて林道が見え始めたら下山口である津南口ですが、何か見たことのある車が下から上がってきたと思ったら、高橋さんが運転する小笠原さんの車です、全員が津南口まで降りきったら丁度タイミングよく高橋さんが、松之山口からU ターンしてきてくれたので、林道を歩くことなく山伏山の登山口迄行き、此処で昼食となりました。

天水山への登り

天水山からの下り

天水山を下り津南口にて

 昼食後風穴があるというのでどんな風穴かなと観に行った処まだ雪が残っていて、よく見ることはできませんでしたが、案内板を見てなんとなく理解した感じです。山伏山には30 分程度で着き、山頂の見晴らし台よりの眺望は前に何も遮るものが無く、見事で素敵な景色を堪能させて貰い、山頂にあった鐘を鳴らしたつもりで、これからの安全を祈念しました。後は高橋さんが車を回してくれている津南キャンプ場の近く迄下るだけです。

 本日の行動はこれで御終いでしたが、(13:20) 帰路の千曲川道の駅でソフトクリームを皆で味わいながらゆっくりと休憩を取り、宿に向かったのでした。宿着(15:20) 本日の夕食は和食で、私たちが採ってきた山菜の王様と言われているコシアブラの天婦羅もあり、種類多い豪華なお食事でした。

山伏山登り口にて

山伏山よりの景色

山伏山

山伏山よりの景色

6 月6 日

 今日の行程は野沢温泉スキー場の毛無山登山です。7 時に朝食後、帰宅日なので急いで荷物を纏めて車に積み込みます。8 時に出発して昨日同様コンビニエンスストアーで昼食を購入して登山口に向かいました。登山口で昨日同様下山口に車を回してくれる高橋さんと別れて歩き始めました。子毛無山に向かい10:00 に出発です。

 ゲレンデの登りはお花が一杯咲いています。マイズルソウ、ツバメオモト、サンカヨウ、シラネアオイ、等等、山頂は展望が非常に良く、コンビニで買い求めた凍ったグレープフルーツが丁度良い冷え加減で溶けかけて美味しく、景色を見ながらゆっくりと味わい、下り道も又ノアザミ、マーガレット、その他数えきれないほどのお花の群落、ワラビ採りをしたメンバーもいました。雪のある時はスキー場であろう斜面をひたすら下り、又下り途中の木陰で昼食です。ワラビの青唐辛子のピリピリ味噌味等少しでしたがとても美味しかったのでした。

 初日の笠ケ岳も毛無山も2 等三角点の山です。この3 日間の山様は夫々の登山の楽しさを味あわせてくれた山々で面白く楽しい山行の旅でした。何年振りか判らないくらい久々の山想倶楽部の山行でしたが、何もかも新鮮で存分に楽しむことが出来ました。以前と変わらず声をかけて下さったお元気一杯のメンバーの皆様に感謝、感謝です。有難う御座いました。

 又参加できました時も宜しくお願いいたします。又ご自分は登らないのに車を回すためだけに参加された高橋さん有難う御座いました。感謝申し上げます。

毛無山への登り口

毛無山山にて

毛無山より下降

妙高山を背に

笠ヶ岳頂上にて

同好会

pagetop