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公益社団法人日本山岳会

雪を楽しむ会(杉ノ原スキー場、斑尾高原スキー場)

妙高杉ノ原スキー場アリエスカ前

記:斉藤悦子

【日 時】:令和7 年2 月17 日~ 21 日

【参加者】:小笠原 辰夫、髙橋聰、下河邊史郎、横田昭夫、船坂不二夫(横田友人)、関口興洋、

伊藤禎裕、西村幸雄、廣島孝子、斉藤悦子 (合計10 名)

昨年の1 月の蔵王、2 月の妙高と天気に恵まれず、3 月のつまこいは何とか滑れたという教訓から今年は、初めての試みとして4 泊5 日の計画でした。

2 月17 日

 大阪から新幹線で名古屋、名古屋から特急しなの号で長野、長野でしなの鉄道北しなの線に乗り換える。車中で山口の伊藤さん、横浜の廣島さんと合流できた。車中は外国人が8 割、5,6 人のニュージーランドからのグループがスノーボード、スキーを持参し、足元にそのセットを置いている。

“It’s generally understood in Japan that you don’t bring ski or snowboard equipment on trains.”

とっさに英語で言えないものですね。とっさに翻訳アプリも使えず、教えてあげられずに終わった。

昨年10 月末に、アメリカの大手メディアCNN が大谷翔平特集の後にワールドシリーズの中継をやめてまで、日本特集を放映した。それが世界中で大反響を呼んだというのをYouTube でみた。

 私たち日本人が当たり前に感じている日常でも、世界からはいかに特別なものか。日本という国は2500 年以上もの間、皇室の血筋が途切れることなく続いてきたのです。この途切れることの無い歴史の重みが、日本各地の文化や伝統を支える大きな基盤となっているのです。技と心が受け継がれてきた生きた文化なのです。人々の心の中で今も生き続け、互いを思いやる精神となって表れているのです。そんな特集で、スタジオのキャスターも日本のすばらしさに感動していました。

 2024 年のインバウンド(訪日の客数)は、過去最高の3,686 万9,900 人と予測され、過去最高を記録するといわれるのも頷ける。円安だけでなく彼らはSNS を通じて、日本の文化・食・いろんなことに興味を持って訪れているのだろう。

 北しなの線に乗ること45 分。妙高高原駅に到着。赤倉ユアーズ・インのオーナーで山想倶楽部の代表の小笠原さんが迎えに来てくださっている。今年二度目の寒波で雪がいっぱい。「黒姫駅」止まりにならなくて良かったねと小笠原さん。時には降雪のため「黒姫駅」で運転を打ち切られたりする事があるそうです。

 チェックイン、廣島さんと同室。宅急便をほどいて明日の準備後、二人は温泉で身体を癒した。やはり温泉の湯は体の芯から温まるので湯冷めしない。源泉かけ流しである。有難い限り。

 夕食は40 日間滞在の男性2 人、東南アジア系の女性3 人と一緒でした。関口さんは明日到着とのこと。8 名プラス小笠原さんで夕食後、宴会始まる。伊藤さんの「獺祭」が美味しい。22 時前にお開き。

―――Search Labs | AI による概要―――

獺祭(だっさい)は山口県の旭酒造が作る純米大吟醸酒です。華やかな吟醸香と滑らかな口当たりが特徴で、初心者でも飲みやすいことから人気があります。

【酒名の由来】

・酒造りの所在地である岩国市周東町の獺越(おそごえ)という地名に由来している

・明治時代において俳句や短歌に革命をもたらしたとされる正岡子規が用いた俳号の一つ「獺祭書屋主人」に由来している。

私が知っているのは、安倍元総理がオバマ大統領が来日された際、プレゼントしたことぐらい。

2 月18 日

 夜中に60㎝積もり、視界も悪く、降り続けている。朝食後何時集合かも確認せず部屋に戻り、関口さんが妙高高原駅9:17 着なので何時出発なんだろうと思いながらスキーウエアに着替える。廣島さんが10 時前に皆のところへ見に行ってくれて、皆は、もう車の所にいるよ…と、慌ててスキーブーツを履き、板を抱えて車の所へ行った。焦ったのなんのってありゃしない。

杉の原スキー場の1 日券5,700 円、スマホのクレジットのタッチ決済で支払う。

お天気も良くなりゴンドラから見る樹氷は、画像で見るのとは全く違う何倍もの迫力がある。

西村さんにスマホでビデオ撮影していただいたり、私も西村さん、伊藤さんをビデオ撮影したりで楽しんだ。妙高山も綺麗に見えた。

夕食は妙高市田町で和食。皆完食。小笠原さんの気遣いが有難い。

洋食フルコースディナー極上の味わいも続くと胃袋が辛うござる。

【寿し芳 による説明】

 北國街道が貫く町、新井。特別豪雪地帯で知られ、妙高山の麓に広がる雄大な山野に抱かれた、自然薫る豊かな地。雪融け水で育つ米、野菜。日本海がもたらす海の幸。そして伝統が光る職人の妙技。築125 年の町屋の佇まい、落ち着いた雰囲気の店内では、釣船から届く新鮮な地魚や、契約農家さんの美味しいお米・お野菜などを、 伝統的な技術と共にお楽しみ頂けます。

赤倉ユアーズ・インにて

2 月19 日

 昨日の朝と同じような景色。小笠原さん運転の除雪車の音。

 東南アジア系の女性3 人が「わ」ナンバーの車の除雪をしている。逞しい。凄い。帰国?また別のところ?日本が安全・安心の国なので来るのでしょうね。

 今日も昨日と同じく、置いて行かれそうになり、慌てて部屋を飛び出した。関口さんと廣島さんは滑らないけれど、池の平スキー場の食堂「マタギ」お蕎麦が絶品との言葉に誘惑されスキー場にご一緒となった。「マタギ」へは結構な距離を歩いて行った。ストーブ周りにスノーグッズを干せて便利そう。その分座れる席が削られ、詰めて座るのがマナーのようだ。あいにくお蕎麦は売り切れで、うどんにした。味は良かった。下河邊さんの注文したラーメンはボリューミーで、麺が食べても食べても減らない状態で、見ている私のおなかがいっぱいに成る程だった。サイトの口コミとしては安定して全て旨いと高評価でした。

本日は昨日のような晴れ間は少なかったが、あいにく妙高山は見えないが充分滑れ楽しむ。

横田さん、船坂さんは岐阜へマイカーで帰られた。

小笠原さんが、山岳部の学生さんに、高橋聰さんが宿泊される話をしたら、その彼がビシッと姿勢を正したと話された。彼の名前を聞いた高橋さんも誰のことか認識された。沢山お世話をされてきた証ですね。真似できることではないです。

夜の内、スキーセットを片付けたが、クロネコヤマトのナイロンカバーの扱いにくいことこの上ない。廣島さん使用の ゆうパックから出ているスノーボード用のカバーはファスナー付きで便利です。次回はこれに決定。

赤倉ユアーズ・インにて

2 月20 日

 9 時、高橋さん、下河邊さんが帰られた。廣島さんと私も今日帰る。降雪のため、「黒姫駅」止まりなので、小笠原さん運転で斑尾高原へ行く西村さん、伊藤さんに便乗させていただいた。

小笠原さんのスキー板も積まれていた。3 人で急斜面楽しんでね。

10 時にホテル出発、黒姫駅10:12 着。構内は外国人が殆どで日本人は数えるほど。

駅員さん、自動販売機の横で切符の説明に外国人相手に四苦八苦です。この駅はまだキャッシュレスに対応していない状態です。

 2 月19 日関口さん86 歳のお誕生日を迎えられました。21 日にはユアーズ・インを出た後、東京の集会に参加されるとのこと。楽しそうにお話ししてくださいました。

人生百年時代と言われて久しい今の日本ですが、老化にあらがってアンチエイジングに懸命になる人が多くなって、筋トレやランニングなど、ハードなことをする人もいるようです。

しかし、今回参加された皆様に感じたことは、身体にいいと思うことをいくつか実践されていて、健康法というより趣味のようなもので、現代の科学的な考え方をご自分なりに加えて自己流の“ 養生法” を編み出していらっしゃると受け取りました。

自分だけが気付くサインを受け止めて、より早い段階で生活習慣を見直して、活動的な生活をして、脳をいきいきとさせるチャンスを捉えてらっしゃると感じました。皆様、強い「気」を持っていらっしゃる。これから、もっと真似させていただきます。勿論、積み重ねが皆様に到底及びませんが、そこは「気」で乗り越えたいと思います。ご一緒させて頂けることに感謝、感謝です。

斑尾高原スキー場

斑尾高原スキー場山頂

同好会

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