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公益社団法人日本山岳会

三水会便り 第426回

<平成26年12月発行>

Yさん宅のベランダや庭先一面に散り敷いた落ち葉が、わずかな風にかそけき音を立てている。葉を落とした樹々たちは、樹冠をあらわに立ち尽くす。森の秋。間もなくこの落ち葉も雪が覆い尽くすのであろう。季節は常に移ろうとしている(北軽井沢にて)。

★三水会例会報告(第612回例会)

日時:平成26年11月19日(水)18:30~20:00
場所:山岳会集会室
参加者:勝田(演者)、石井(由)、石原、掛江、小泉、塩澤、高橋(重)、瀧沢、田久保、武田、豊田、中西、新村、長谷川、樋口、平戸、平野、牧野、箕岡、望月、吉田(修)、吉田(正)、田井(ゲスト)以上23名

☆第612回例会講話要旨:勝田さんの講話「私と三水会」は、まず、マジックのご披露から始まりました。種も仕掛けもあるはずなのですが、不思議なことに目の前でみているのにまったくわかりません。だからマジックなのでしょうけれど。古い時代の三水会を話すには必要な手順だったようです。

 三水会は昭和50年創立ということになっていますが、実際はその数年前から東京支部の中で、婦人部懇談会とかビールパーテイとかさまざまな形で活動を始めていたそうです。東京支部が廃止になった昭和50年に同好会として登録されたわけです。

 勝田さんは日本山岳会入会以前から盟友田久保勇治さん(三水会会員)と船橋山岳会で活躍されていたそうです。
三水会の創立時のコンセプトとしてはサロン・アルピニズムを標榜し、山に登らない人でもクラブライフを楽しむことが出来ることにあったと語られました。筆者の考えでは、その反面として山に登りたいメンバーが武四会を名乗って登山を始めたことは、創立時のコンセプトとは異なるかもしれないけれど、時代が変わればやることも変わるという意味で当然のことだったのでしょう。今では山に登らなくてもクラブライフは楽しめる、そして三水会として山にも登ることができる両面を持つに至ったわけです。時代の流れだと思います。
初期に活躍された会員の名前には、西丸震哉、錦織保清、中保、片岡博、岩堀瑞子、磯崎(早川)瑠璃子、坂倉登紀子など錚々たるメンバーが集うています。三水会の行事としては早い時期から、つまり御茶ノ水のルームで第3水曜日に集会が持たれていた由ですから、実際の起源は大幅に遡ることになりそうです。筆者註:土曜会は昭和24年頃創立と言われていますが、三水会とは共通するメンバーが多く、たぶん開催曜日が第3水曜日か、すべての土曜日かという違いだけで実は同根なのではないかと疑問をもっています。
三水会の行事としては、一泊の現地集会、竹寺の会、千葉の山を登る会、ノミの市、アンコロ、カメラ集会などさまざまなものがありました。例会時の講話はいつごろから始まったものかは聞き逃しました。
三水会は大学山岳部とは違って、縦だけではなく横にもつながっている。同好会の中には特殊な趣味でつながっている会もあります。委員会はそれぞれに山岳会の中で果たすべき役割があります。そう考えると三水会は非常に自由な会であると思います。そして最後はもう一つマジックとハーモニカ演奏で講話を締められました。

★山行報告

☆京都トレイル 第2弾                 

報告者 吉田(正)

 担当  高橋(重)、北口

 日にち 11月27日~29日

 参加者 石原、金谷、大野、佐藤(正)、征矢、高橋(重)、山崎、平野、古市、箕岡、吉田(正)、下野(武)、武田、中重、北口、高橋(郁)、田中(恵)、三井、望月、山口、下野(美)  21名

 今回は貴船からスタート大原、比叡山、銀閣寺、をたどる2泊3日のコースでした。初日の貴船から鞍馬のコースは昔からあったスタンダードのハイキングコースで多くの人々が歩いていた。大原寂光院は5時閉院間近で静かな庭園を楽しめた。大原から比叡山までは森林帯の見晴らしのない稜線歩きでいささか単調なコースであった。杉林が多かった気がする。私は最終日は一人自由行動で哲学の道近辺の寺院、庭園、に入り今が盛りの紅葉を楽しんだが、特に南禅寺などでは紅葉見物客が多く、静かな場所を探すのに苦労した。外国人が多いのが目立った秋の京都であった。参加メンバー21人、夜の大原山荘、河原町でのパーテイでは大いに盛りあがった。

★今後の予定

☆第613回例会は12月17日(水)です。忘年会のため講話はありません。田中(恵)さんが主任幹事でできるだけ多くの方々にお手伝い願いたいと思います。参加費は1000円です。

☆第614回例会は平成27年1月21日(水)の予定です。主任幹事は田中(恵)さん。参加費1000円です。たくさんの方の参加をお願いします。(

☆12月の三水会山行は12月20日(土)です。石老山に登ります。午前10時JR相模湖駅集合です。下山後、八王子駅南口「焼き鳥金太郎」にて忘年会を開催します。幹事は征矢さんです。

☆新年初詣山行は平成27年1月10日(土)~11日(日)です。奥武蔵の羊山(羊年に因んで)と城峯山に登ります。宿泊は「かんぽの宿寄居」。係は征矢三樹さんです。宿泊を伴うので参加者数を確定させる必要があります。参加希望者は征矢さんまで申し込んでください。

★お知らせ

☆三井さんから、27年2月にオーストラリアに行きませんか(トレイルを歩く企画)というお誘いがありました。三水会の行事ではありませんが興味のあるかたは三井さんに連絡してください(資料は11月例会で配布しました)。

☆三水会創立40周年行事について高橋(重)さんと川俣さんから報告がありました。日程は27年10月21日(水)、記念誌の見積もりは24万円、承認されました。年明けにも原稿依頼をお願いすることになるそうです。会場は浜松町のメルパルクを予約済みです。

☆27年度の三水会山行のスケジュールはまだ未定ですが、12月の例会か1月の例会で発表する積りです。

  

<発行>

  東京都千代田区四番地5-4

日本山岳会 三水会 (03-3261-4433)

 担当 箕岡、平戸、小泉

同好会

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