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公益社団法人日本山岳会

里山歴史研究会 No.20「東丹沢 鐘ケ嶽 見城山」 報告

サトケン「東丹沢 鐘ヶ嶽 見城山」報告

2019年.4月6日.

「参加者」男性 2名、女性 4名 計 6名  

◎「報告:N.U」

鐘ヶ嶽は、地元では古くから信仰の山として親しまれている。山頂直下には荘厳な龍の彫刻が施された「村社」七沢浅間神社が建立されている。登山道は表参道の鳥居をくぐり、1丁目から31丁目までの菩薩像を見ながら進んだ。講を作り大勢の信者が訪れたことだろう。石碑には文久4年と刻まれていた。文久4年は西暦1864年で明治維新の4年前である。途中、12丁目から左手の狭い道に入り、戦国時代の城主上杉忠正の正室の墓を訪れる。人望があり、村人に愛された賢婦人だったと思われる。合掌して往事を偲んだ。

満開のヤマザクラや霊峰大山を眺めながら進む。長い階段を登り切ったところが七沢浅間神社だ。神社の左側から鐘ヶ嶽の山頂へ。ここは木々に囲まれ見晴しは良くないが、等身大のユニークな2基の石仏と満開のヤマザクラが迎えてくれた。

傍らの大きなベンチで早めの昼食とする。山頂からはルンルン気分で明るい尾根道を広沢寺温泉に下る。鞍部からは、今回の参加者の顔ぶれを見て、楽々コースを避け、左手の鎖の連続する急勾配を下った。難なく15分という短い時間で山の神トンネル横の二の足林道に飛び出した。この林道では、麓の桜や花桃、オドリコソウ、ホトケノザを愛でながら見城山に向かう。見城山は距離が短いが、急坂と木の根の張った痩せ尾根に神経を使った。

参加者からは、ウォーキングレベルでもハイキングレベルでもないわぁ、登山レベルだわぁとの声が上がっていたが、静かで春景色満喫、素晴らしいコースと好評だった。

途中、山の神に詣でる。見城山は案内板によると七沢城を守る為衛視が常駐していたとのこと。山城は七沢リハビリセンタ-辺りにあったそうだ。山頂からの眺めは鐘ヶ嶽、遠くの山山、厚木方面が望まれ眺望が良い。下山は七沢温泉へ下り、福元館別館で「蟹工船」で知られるプロレタリア作家小林多喜二の隠れ家を訪れた。若干29歳で拷問を受け殺されたと案内板の説明文に刻まれている。当時の特高警察の裁きは論外で、おぞ恐ろしい。足並みも揃い無事を祝い、本厚木駅前で反省?会をして帰路に就いた。

なお、近年GW頃から発生情報のある山ヒル対策に念のため、ヒル忌避剤と塩を用意したが、杞憂に終わった。

以上

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①鐘ヶ嶽 登山口②道中で咲いていた桜と③珍しい石④山頂近くの長い階段

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①②見城山頂③山頂にある七沢城址の説明板④

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①見城山から見る鐘ヶ嶽561.1②七沢温泉福元館前バス停付近③④

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①上杉公内室の墓石

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