「滝山城跡公園」報告
2020年9月5日(土)
ueki.n
小田原城主、北条氏照が築城した八王子城跡の続編として、滝山城跡を訪れる。
孟宗竹に囲まれた急な天野坂を上る、台風20号が接近しているので、大気不安定で大変蒸し暑い。 途中、ツクツクボウシも参加して蝉の大合唱を聞く。
秋の気配がここまで押し寄せている。 山野草が咲き乱れ、高山に咲く花と違って、楚々としていて、個性があり親しみも持てる。残念ながら最近は外来種が蔓延しているそうだ。
ナンバンキセル(南蛮煙管)の群生を初めて観る。 一年草の寄生食物で、ススキに相性が良いとのこと、ラッキーだった。 秋の七草女郎花(オミナエシ)、男郎花(オトコエシ)等多くの山野草を愛でることができ幸せだった。
また、コナラ、クヌギ、桜の樹木も多く、春は桜の名所として知られている。
蝶のアサギマダラにはお目にかからなかったが、半袖で藪蚊の猛攻撃にあった人もいた。
まるで葡萄のように垂れ下がったギボウシの実が圧巻だった。
霞神社の奥の多摩川を俯瞰できるビュウポイントの東屋で、心地良い風を受けながら大休憩した。
流石に「続日本百名城」に選ばれるだけあって、堀、土塁、曲輪、及び井戸の遺構群から石垣のない自然の地形を利用した堅固な山城の威容を堪能した。
千畳敷跡の広場で今後の計画についての打ち合わせ会を開いた。
参加者:8名
(左)ナンバンキセル(南蛮煙管)(中央)オトコエシ(男郎花)にオオカマキリ(右)クサギ(臭木)
(左)ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)(中央)ハナセンナ(花栴那)(右)フジカンゾウ(藤甘草)
(左)千畳敷跡(中央)引橋(右)霞神社
(左)本丸跡(中央)引橋を渡る(右)千畳敷跡広場