「玉川上水ウオーキング報告」
Oka Y
2021年3月26日(金)
参加者:8名 男性4名 女性4名
コロナの非常事態宣言が発令中でも、三密の危険性の少ないこのコースを、運動不足の解消のため何回か歩いていましたので、桜が満開になる時期に皆さんと一緒に歩いてみたいと思いこのウオーキングを提案していましたが、実施予定の1週間前に、幸いなことに宣言が解除され、実施の運びとなりました。
小金井公園や小金井堤には、我が家から自転車で20分で行けるところなので、毎年かかさず桜を見ていますが、自然を愛でる仲間と一緒に見ると感動をその場で共有できるし後々まで印象深く心に残り、話題にもなりやすく思えますね! 今回は満開の桜を晴天下で見ることができ、皆さんの日ごろの行いの良さに感謝しています。
玉川上水縁の山野草も、一人で歩いていると目に入り難いですが、専門家の仲間たちと歩くと、すぐに見つけて名前を教えてくれるのでとても勉強になりますが、三歩進むともう名前が出てこないので、今回は多摩支部のTさんが所属する「ちむくい」(ちいさな虫や草やいきものを支える会)が発行している冊子「玉川上水花マップ」の春編をMさんにお渡しして、現場で見つけた花を冊子と対比してもらいましたら、上水全体(30Km)で42種が冊子に掲載されていた中で、我々が歩いた11kmで17種(*)も見つかりました。今度は花の姿と名前が対応しているので、しっかり記憶しようと思っています。
昼食後の後半のコースは、玉川上水と新堀用水に囲まれた静かな落着きのある所で都会の住宅地でも山奥を感じさせてくれる。年齢を重ね動きが鈍くなると、このようなところがますます重要になると思いつつ歩きました。野火止用水が玉川上水から分岐するところにある、東京都の歴史環境保全地区の雑木林の管理を、多摩支部の自然保護委員会が昨年から担当しており、そこを見学しました。近くにある足湯に浸かったりコーヒー飲んだりのんびりした後、最後の見学ポイントの上水小橋にたちよった。ここから下流は、なんと昭島市内の下水を高度に処理した水が流れているそうです。
外出自粛の鬱憤を晴らすにはちょっと物足りないと感ずる方もいらっしゃると思いますが、都会でもこんな自然の豊かな所があることを紹介出来てうれしく思っています。
(*17種:アマナ、チゴユリ、カタクリ、バイモ、シュンラン、タチツボスミレ、ヒメウズ、ニリンソウ、ムラサキケマン、カラス ノエンドウ、オオアラセイトウ、オオイヌノフグリ、フデリンドウ、コブシ、モミジイチゴ、クサボケ、ウグイスカグラ)
①小金井公園 ②小金井公園 ③玉川上水川べり
④上水小橋