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公益社団法人日本山岳会

里山歴史研究会 No.38「十国峠~岩戸山と野外集会」報告

「十国峠~岩戸山」と野外集会 報告
2021.10.30(土)                     Ueki Y
参加者 5名 男性2名 女性3名
 この上ないほどの好天に恵まれた一日だった。
ご尽力されたプランナーFさんは1週間前の怪我により欠席、残り5名が熱海駅を出発した。
バス停十国峠登り口からは、初めて乗るケーブルカーで3分。
目の前に真っ白な富士山がドーンと鎮座、白く輝いていた。360度の展望。
かやとの原のベンチで集会を開いた。斉藤さんから半期の会計報告を受けた。
総務委員会、メディア委員会からの提案「ホームページを活用した新入会員募集とお試し参加募集」について意見交換したが、次回の集会にて継続して検討することとする。
偶然、真言宗日金山東光寺のご住職と出会え、興味深いお話を伺えた。
この東光寺のご本尊は、延命地蔵菩薩とのこと。
室町時代以前の苔むした石仏がぎっしりと並んでいる。
日金山に行けば亡くなった近親者に会えるという日金山信仰は、下北半島の恐山が思い浮かぶ。本堂前の閻魔大王に対峙する奪衣像が、立膝をされていることから、話は、テレビの大河ドラマ「麒麟が来る」に及んだ。出演していた女性は皆、立膝であったことが思い出される。眼下に海を臨む展望の良い鐘楼で各自思い思いの鐘を突いた。
来宮駅への明るいかやとの道をしばし偵察してから、岩戸山へのルートへ戻る。
山頂直下の分岐で巻き道をチョイス。背丈ほどのかやとを、かき分けかき分け進み距離は長かったが、これも楽しい経験だったという感想もあった。
足元には階段状に木製のステップが切ってあった。
ひょっこりと三等三角点の有る明るい岩戸山(734.3m)に出た。
ベンチを家族連れに譲り、昼食後、あっという間に近道の岩場のルートを下った。
秋の草花、特に薄紫色の「ナギナタコウジュ」の群生、ツルリンドウ、アキノキリンソウが美しかった。湯河原落合橋への下りは、丁目石を40丁目から1丁目まで数え、それなりに励みになったが、足元は暗く滑りやすかった。このルートは、途中の登山口からの硬い舗装道路がバス停まで約35分続いた。
久しぶりに仲間とのハイキングは、楽しいものでした。
                                    以上

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