富士の見える「南足柄 矢倉岳」を訪ねて
2021.11.14(日) Yanagawa S
参加者:5名 男性2名 女性3名
今回は、大きな富士山の展望を期待して矢倉岳を目指した。
箱根登山鉄道バスに揺られて終点の地蔵堂で下車。
私たちは、まず、里山歴史研究会である事から、地蔵堂の歴史に触れ安全祈願をし、10時登山開始。足柄万葉うどんの横から登り始める。杉林の中を静かにひたすら登る事1時間40分、山伏平に到着。コースタイムより30分遅れではあったが安全で余裕のある良い歩行だった。この辺りから風が強くなり、いよいよ富士山の展望が期待できるところで雲が居座り、なかなか優美な姿を見せてくれなかった。
12時10分、標高870mの矢倉岳山頂に全員が到達、カヤとが広がり昼食には絶好の場所だった。残念だが、富士山に笠雲がかかり、裾野だけ立派だったが全容を見られなかった。「この山に登って富士山がきれいに見られなかったのは初めて」との声が聞こえた。「また来いよ」ということかなと思った。
12時45分、下山開始。いつも思うことは、「せっかく登ったのに降りたくない」。
贅沢な時をありがとうとただただ感謝しながら、紅葉のブナ林の中を歩き、13時50分下山。白山神社の脇を通リ矢倉沢バス停へ向かった。
コロナ禍から解放され、皆さんと一緒に過ごした楽しい一日でした。
以上
「やっと実施できた矢倉岳」報告 Ueki Y
昨年の豪雨の影響により登山道はあちこち倒木で痛ましいほど荒れていた。
実施の一週間前、万葉公園からのルートを2名で下見した。季節運航の万葉公園バス停から、わずか10分ほどで通行止め箇所に出会い大きく迂回する羽目になった。
急ごしらえの谷へ急降下するルートは、まだ歩く人も少なく足元が不安定極まりない。もともとの計画通リ地蔵堂からの入山とした。地蔵堂は、鎌倉時代の作と言われている木造地蔵菩薩立像が所蔵されている。「一木三体」の伝承があるとか。一本の木から三体の像が作られ、残り二体は、駿東郡小山町と小田原板橋に安置されているとのこと。いつか、お目にかかりたい。
今回は、サトケンの若さ溢れるお二人にトップと全体のエスコートをお願いした。
見事にそのお役を果たしてくれ、安心感でいっぱいになった。サトケンの未来は明るい。
見渡す限りの青空とススキの向こうの金時山、箱根連山、大涌谷の噴煙と実に広々した山頂は、気持ちを晴れ晴れさせてくれた。今回もFさんの美味しいおやつとデザートに心もお腹も温かくなった。矢倉沢へのルートは、しっとりとした雰囲気がある。
以上