○日時:2023年9月15日(金)
○場所:東京都文京区 東洋文庫 http://www.toyo-bunko.or.jp/
〒113-0021 東京都文京区本駒込2-28-21
○参加者:会員4名,ゲスト2名,計6名
以前から計画されていた文京区の東洋文庫と六義園散策の秋集会が,9月15日に実施されました。
今回は,Yさんのご友人のMさん夫妻もゲストとして参加され,より楽しい機会となりました。
9:50にJR駒込駅北口改札口を出たところで全員集合,六義園の敷地東側の道を南に下り,不忍通り(437号線)との交差点で西に曲がるとすぐ,東洋文庫に到着です。六義園の南側に位置します。
東洋文庫ミュージアムに入り,開催中の「東洋の医・健・美」展を見学。
展示室の1つ,オリエントホールでは「世界のお風呂紀行」と題して,東洋文庫所蔵の文献から世界各地の入浴施設や温泉の資料が展示されていました。
下山後の温泉は最高,山行じゃなくても温泉はいいわあ,と思いながら鑑賞。
オリエントホールには江戸大絵図(レプリカ)も壁に掛けられていて,それを見ながら現在の東京の位置と見比べました。
展示室の1つのモリソン書庫は,所蔵古書の一部が配架されています。
ソファに掛けてこの書庫を眺めるのが私は大好きです。
クラシカルでアカデミックな空気を吸い,人類の叡智の一部に触れて『人間も捨てたもんじゃない』と慰められるような,肯定的な気持ちになれます。
今回モリソン書庫では「東西お守り大集合!」の展示がありました。
お守りを見る目も,コロナ禍を経た現在は違ってきました…
企画展示室に展示されている健康器具や,医療関係の文献を見る目も,今は違います。
健康長寿は当たり前ではないこと,パンデミックの恐ろしさ…
だからこそ願う健康であり,医学研究の重要性や,過去から現在に至る医療従事者の献身努力に思いをいたす展示でした。
また,名品室では「記録された記憶 東洋文庫の名品でたどる世界の歴史」の特別展示があり,国宝の『史記 秦本紀』(12世紀書写)はじめ,貴重本を観ることができました。
11:30には併設されているオリエント・カフェに入りました。
オリエント・カフェは岩手県の小岩井農場が運営するレストランで,農場主の岩崎久彌が東洋文庫を設立したという由縁で,併設されています。
ランチに選んだのは,女性5人は「文庫ランチ マリーアントワネット」,Mさんは「マルコポーロセット」。
「マリーアントワネット」は1日10食限定,それで注文できたのですからラッキーでした。
「マルコポーロセット」はオムライスで,小岩井農場の素材を使ったこれも美味しそうな一皿。
美味しいランチをいただきながら,香川県丸亀市からいらしたM夫妻に,たくさんお話をうかがいました。
丸亀城,瀬戸内海の観光情報,瀬戸内海の海の幸山の幸の数々,などなど,いいところ情報をたくさん教えていただきました。
いつか山げらの会で瀬戸内に行きたいですね,と言うと「ご案内しますよ」とMさん。
我ら山げらの会は本当に行きますよ!とお伝えしました。
食後のデザートと飲み物も美味しくいただき,オリエント・カフェを後にしました。
東洋文庫を出ようとすると,雨が降っていました。
このあと六義園を散策する予定でしたが,雨ではないときの方がよいだろうと,散策は取りやめました。
東洋文庫前で記念写真撮影後,駒込駅に戻り,そこで散会しました。
この後,雨は土砂降りのゲリラ豪雨となったので,早めの散会の判断でよかったなあと思いました。山で天気を見る力がここでも発揮されました!
ゲストのMさん夫妻が加わり,より楽しい一日となりました。
係のOさん,いろいろとありがとうございました!