メニュー

公益社団法人日本山岳会

2022秋のヒマラヤ便り■グレート・ヒマラヤ・トラバース

日本山岳会東ネパール踏査隊2022

East Nepal Travers of The Japanese Alpine Club2022

2022年10月1日~11月26日

日本山岳会は2025(令和7)年に創立120周年を迎えます。
記念事業の一つとして、グレート・ヒマラヤ・トラバース(カンチェンジュンガ~K2までの約5000km踏査)を企画しました。
探検的ヒマラヤ登山が少なくなった現代、これまで 80 余年にわたって日本山岳会や多くの登山家がおこなってきたヒマラヤ高峰登山の足跡を辿りながら、ヒマラヤ地域の人と自然とその生活の変遷、地球温暖化により縮小を続けるヒマラヤの氷河調査などもおこなう「温故知新」の踏査です。
また、1枚の地図から目的の山やコースを決め、自分たちの手で頂を極めるというヒマラヤ登山本来の探検的登山を伝承する役割も担っていきます。
グレート・ヒマラヤ・トラバースは、年2回春・秋50日前後の踏査を予定しています。
[詳細]

衛星通信[Garmin inReach]

Explore_Small

★★「メッセージ送信」は緊急用なので絶対に送信しないでください★★


[11月28日]

シェルパニコル

踏査隊2022は11/18にカトマンズに到着したものの、20日が総選挙のため公共機関などの業務が全面ストップ。
その間は両替もできず、またレストランでは酒の提供も不可の状態。
22日になってようやく両替とネパール人スタッフへの支払いをすることができました。
そして25日の深夜トリブバン国際空港からフライト、26日朝成田に到着しGHTステージ2の長い山旅を終えました。
10/1にネパール入国から11/26帰国まで、GHT隊からの衛星通信を受けながらその活動を発信してきましたが、一旦はこれで終了となります。
長い間facebook、インスタ、JACのHPをご覧になっていただきありがとうございます。
またご支援をいただいた多くの方々に改めて感謝申し上げる次第です。
来春からはGHTステージ3が始まります。ご期待ください。
写真は今回のステージ2の難関であるスリーコル越えとナムチェ近くからのエベレストです。
「写真大」
①11/7シェルパニコル登攀開始点
「下段写真左から」
②11/8シェルパニコル下からウエストコルに向かう
③11/8ウエストコルに立つ
④11/11アンプラプツァコルに立つ
⑤11/15ナムチェバザールへ下る途中からのエベレスト
また、踏査MAPの更新版を掲載しました。
なお、表題の東ネパール登山隊2020を踏査隊2022に変更しようと試みましたが、なかなか切り替わらずご不便をおかけしましたことをお詫び致します。
(GHT2踏査隊2022留守本部 松田)/p>
シェルパニコル下からウエストコルに向かうウエストコルに立つアンプラプツァコルに立つナムチェバザールへ下る途中からのエベレスト行程図

[11月16日]

GHT地図

踏査隊2022は難関の3つのコル(シェルパニ、ウエスト、アンプラプツァ)を無事に通過、ディンボチェ、ナムチェを経て昨日はパクディンに到着しました。
(MAPの左下にあります)
19日にはカトマンズに入る予定です。
長い山旅のフィナーレはもうすぐです。
隊は計画通り26日に帰国予定です。
なお、コル越えの高度(6000m)で体調を崩した藤井さんをヘリでカトマンズに搬送しましたが、回復し元気との事です。
本隊より一足先の17日に帰国予定です。

[11月2日]

GHT地図

踏査隊2022は本日(11/2)ヤングリカルカで休養中です。
MAPでわかるように、計画の半分以上を踏査してきました。
もうすぐマカルーBC、そして難所のシェルパニ越えとなります。
標高も6000mになります。
それに備えて今日は休養し体力の回復を図っているとのことです。
ヤングリカルカに至るまでには、橋が流されて迂回したために2倍の時間を要したり、天気は快晴から一転して雨、雪となったりのようです。
それでも、全員元気との通信がありました。

[10月24日]

ルンバサンバの峠越え

踏査隊2022は順調に進んでいます。
ツダム(20日)を経て21日カルカ、22日チャムタン、23日ホンゴン。
24日は久々の休養日をホンゴンで過ごしています。
ここは大きな村のようでメッセンジャーが通じます。
吉井さんから「昼から村落調査、村の古老(機織りのおばあさんは91歳だそうです)の所に話を聞きにいきました。」との連絡がありました。
また、写真も3点送られてきました。
大きい写真=10/19 ルンバサンバの峠越えの1枚、背後にカンチェンジュンガとクンバカルナ(ジャヌー)
左写真=ホンゴンの村
右写真=ホンゴンの機織り
13日にオランチュンゴーラを出てからは快晴が続いているそうです。
これからも長旅が続きます。

ホンゴンの村ホンゴンの村

[10月21日]

踏査隊2022のランマレカルカ(17日)以降の足取りです。
18日パスキャンプ、19日ヤクカルカ、20日ツダムと計画より1日早く進んでいますが、まだ先は長く今は全行程の1/3弱というところです。
マカルーBCまでも約2週間かかります。
まずはマカルーBCを目指し、ビスタリ、ビスタリでグレートヒマラヤを存分に楽しんでもらいたいと思います。
メンバーは皆さん元気とのことです。

[10月18日]

テイプト・ラ(峠)地図

踏査隊2022は青木文教が越えたテイプト・ラ(峠)を往復予定でしたが、国境に近づけず(コロナ規制?)手前で引き返すことになりました。
その後はマウマ~キャンプサイトを経て、昨日はランマレカルカに到着しました。
これからはパスキャンプ、そしてルンバサンバ(5159m)を越えてツダムを目指します。
天気に恵まれますように!
踏査隊の行程は地図を参照ください。

[10月13日]

オランチュンゴーラ

踏査隊2022は予定通り10/11オランチュンゴーラに到着。
ここには487年前に創建されたというゴンパ(お寺)があります。
2020年の1stステージでもここまでやってきました。
いよいよ2ndステージの始まりです。
今日(10/13)からは青木文教がチベット入りのために(1912年)越えたティプトラ(峠)に向かって出発です。
ティプトラの高度は5095m、気温も低くなりテント生活が始まります。
ビスタリ、ビスタリでいざティプトラへ。
先程の現地からの連絡によると、今日は快晴のようです。
写真はオランチュンゴーラの全景と歴史あるゴンパです。

ゴンパ

[10月8日]

GHT

昨日から少しずつ天気が良くなってきました。
今後の予定ですが、
 1 イラダンダ、オランチュンゴーラはバッティー、それ以降チュクンまではテント使用
 2 ティプタラの近くは中国側の規制でどこまでいけるか不透明
 3 踏査隊、カトマンズスタッフ、タプレジュンポーターの1部は10月9日タプレジュン出発、イラダンダの近くまで車で移動
 4 ラクパシェルパとポーター約15名は遅れてタプレジュンを出発し、キャンプサイトで合流した後、ルンバ・サンバに向かう
 5 ナマステSIMが使えるのは、レレップ・オランチュンゴーラ・チャムタン・ホンゴンに限られる
です。

[10月7日]

イラムの丘にてカトマンズスタッフと

踏査隊は順調にGHT2の出発起点となるオランチュンゴーラに向かっています。
10/7タブレジュン、10/9イラダンダ、10/10ジョンギン、10/11オランチュンゴーラ到着予定
写真は10/7タブレジュン手前のイラムの丘にて

カトマンズ

東ネパール踏査隊2022からカトマンズ第2報が届きました。
街のコロナ事情で~す。
カトマンズにもこんなクライミングジム(たまたまホテルの前)ができており、そのレストランでは、テーブルのアルコール消毒が行われてました。
街中はマスクしている人の方が少ないですが、ネパールでアルコール消毒を見るのは初めてやと重廣隊長も感心しとられました。

カトマンズ

[10月3日]

GHTカトマンズ到着

G・H・Tへの、ご寄付、ご声援を賜り、ありがとうございます。
メンバー4人、10月1日に無事カトマンズに到着しています。
写真は、本日(10月3日)の準備作業を終えた所のものです。
ネパールはダサインという祭りの最中にあり、昨日〜今日は銀行の営業を確認しつつ、登山費用の両替、ならびに登山道具の選別作業を行いました。
カトマンズにデポしていた荷物も無事を確認しています。
食糧関係の準備作業は、明日も続きます。
カトマンズは朝晩は涼しいですが、昼間はまだ汗ばむほど暑いです。
日常生活は普通に戻っており、マスクをしてない人の方が多いです。
ですが、コロナもさることながら、今はデング熱も流行しており、ホテルの部屋では蚊取り線香をたいています。

120周年記念事業実行委員会

pagetop