赤城山、榛名山とともに上毛三山のひとつである妙義山。
相馬岳(1104m)や白雲山(1084m)、金鶏山(856m)などを総称して妙義山と呼び、これらを表妙義、北西に連なる御岳(963m)、谷急山(1162m)などの岩峰を裏妙義と呼んでいる。
古くから奇岩が連なる名勝として知られており、貝原益軒の『東路記』や滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』など多くの書物に登場し、絵画にも描かれてきた。
小島烏水も明治31年(1898年)10月に友人・久保天随とともに訪れ、「妙義山の秋」(『小島烏水全集第2巻』大修館書店)に、苦労して登ったことを記している。
大正元年(1912年)にウォルター・ウェストンと案内人・根本清蔵が鏡岩と筆頭岩東南壁に初登頂し、ロープを使って登ったことから、近代登山発祥の地ともいわれている。
妙義山彩景
01 中の岳秋彩
02 岩稜彩る
03 岩塔と石門
04 断崖彩装
05 大石門秋熟
06 石門紅葉で塞ぐ
07 彩りの石庭
08 岩峰照葉
09 錦麗に一葉
10 岩峰訪冬
撮影:川井靖元
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