大雪山は道内最高峰の旭岳(2291m)を筆頭に2000m級の山々が集まった火山群である。
カルデラであるお鉢平を中心に円形に配列、巨大な火山性高原を形成している。
1500〜1600m付近に森林限界があり、日本列島最大の高山帯でもある。
冬期の季節風と複雑な地形によって、極めて多様性に富んだ植物群落が見られる。
ここには日本の高山植物の4割に相当する約250種が生息するとされる。
しかし、近年急速に高山植生の変化が進行している。
お花畑(高山湿性草原)の衰退とチシマザサの分布拡大である。
専門家は、気候変動が関係している可能性が極めて高いと指摘する。(KN)
雪山に咲く
1.裾合平に咲くチングルマ.エゾコザクラ
2.クモマユキノシタ
3.朝焼けのマミヤ岳
4.裾合平への道
5.雪渓に咲くエゾリュウキンカ
6.雪解けに咲くエゾコザクラ
7.白雲岳に咲くチシマクモマグサ
8.イワブクロ
9.旭岳山頂につどう
10.コマクサ
11.エゾリス
12.エゾツガサクラ
撮影:川井靖元
http://www2u.biglobe.ne.jp/~y_kawai/