山のマナーノート
科学委員会/自然保護委員会両委員会では山岳会本部からの委託を受け、A6判20ページの小冊子『山のマナーノート』を発行しました。
近年の山でのマナーの低下を危惧し、登山者のマナー向上により安全で楽しい山行に少しでも寄与できればと、科学的視点と自然保護の立場からイラストと写真を駆使し、分かりやすさに努めた自信作です。
「山の日」記念行事、全国の登山口などにあるビジターセンター、山小屋、登山用品店での配布を考えています。会員による初心者山行などでもお使いいただきたいと考えます。
好評のおりには増刷を予定しています。また、英・中・韓国語版の発行、さらに「安全登山ノート」の編集も考えておりますが、資金不足です。企業、個人にかかわらず、寄付のご紹介をいただければ幸いです。
山のマナーノート/Mountain Hiking Etiquette (日本山岳会HP)
2018/08/11(山の日)初版発行
山のトイレマナーノート
登山者の山に対する基本的な心構えは、当会発行の1955年版「山日記」に記載の「松方三郎」元会長による『登山の注意』があげられます。最近は入山者の増加と,著名な山への集中により、沢水が気軽に飲めなくなったとか、道の真ん中にトグロが巻いているのを見かけたとかを見聞きすることが多くなりました。
富士山や早池峰山に限らず山のトイレ問題は、もはや放置できなくなっており、中でも登山者のマナー低下が無視できません。
この問題に対する行動指針の一つとして、登山者の立場から見た山のトイレマナーノートを作成しました。「マナーノート」にありがちな『・・・すべからず』集的な表現を避け、登山者自身の啓蒙と意識改革に期待し、山岳環境保全を図ってゆきたいと思います。必要な方は山岳会ルームにお問い合わせ下さい.
山のトイレマナーノート 自然保護委員会・科学委員会 2002年7月1日 発行