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公益社団法人日本山岳会

魚沼市 静かなる山 鼓が倉山 1037mへ行ってきました

日  時:2023年3月25日(土)  参 加 者:11名   渡辺 茂 記

参考タイム:奥只見シルバーライン第11号トンネル付近標高480m7:20~標高740m8:00~標高760m8:30~津久の岐山9:00~標高824m9:30(登山終了地点)

                      津久の岐山山頂にて

 越後支部 山行委員会・スノートレッキング同好会企画に参加した。当初計画は26日に実施の計画であったが、天気悪く、雨が予想されるため、急遽の日程変更であった。当日は奥只見シルバーライン入口駐車場に7時集合であったが、すでに皆が集まっており、登山口であるシルバーライン第11号トンネルに向け、車4台で出発とした。

 早速、アイゼン装着し登山開始、22日の偵察時よりもさらに雪解けが始まり、偵察時に立てたルート旗は倒れていた。また、尾根上は薄い藪も多くなり、イワウチワが咲き、先日の雪の壁も雪が融け、壁は無くなっていた。昨年の今頃はタップリの積雪であったが、雪解けが始まる前にとシルバーライン開通に合わせて日程調整したが、例年にない雪解けであった。標高740mから760mまではブナ林の平坦地で雪面を利用できた。

 ここから津久の岐山までは尾根上を進むことを予定していたが尾根上に雪は無く、また、クラックもあり、藪を漕ぎ、雪を拾いながら進んだ。今日は女性を含め11名での登山、クラックを避け細い雪稜をルート工作し進んだが一歩間違えれば大きな事故となる。油断しないよう慎重に進むよう注意を促した。津久の岐山直下からは広尾根で雪面歩きとなった。津久の岐山からは正面に鼓が倉山を見ることが出来たが、はたしてこの先はどうなっているかチョット不安を感じた。広尾根の雪面歩き、このイメージでの残雪登山を考えていたが予想から大きく外れることになった。さらに進むと標高800m付近は急斜面、ピッケルとアイゼンでルート工作し、ピークでこの先、進むか後退するか検討した結果、残念ながらここで今日の登山は止めとした。

 女性陣の降りはザイルを設置し、簡易ハーネス装着で降ることにした。津久の岐山まで戻り、記念写真を撮り、昼食とした。標高760mまで戻ると晴れ渡り、毛猛山塊の桧岳、毛猛山、高鼻山が立派な姿で聳え立っていた。下山後、時間も早いことから堀之内町の御嶽山を登ることにした。

帰宅後、日本山岳ルーツ大辞典で調べると鼓倉山と記載、国土地理院の地図は鼓倉山の記載である。

また、国土地理院の地図は津久の岐山、日本山岳ルーツ大辞典には突ノ岐山(つのまたやま)と記載されており、どっちが正しいのか。

「津久の岐山、山名のルーツ」この山の峰が獣の角のように二股に分かれているところから付けられた山名

  

         スリップに注意しながら進む

標高760m地点

                  御嶽山 305.7m

魚沼市堀之内にある「御嶽山」は、山頂から越後三山(八海山、中ノ岳、駒ヶ岳)」の見晴らしの良い魅力のある里山で良く知られている。また、山頂まではブナ林、小出の街並みを眺めながら尾根歩きが楽しめた里山でした。

                                             以上

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