7月25日弥彦山大平園地において、恒例の「高頭祭」が開催されました。この碑前祭は、日本山岳会創設メンバーであり、2代会長を務めた高頭仁兵衛翁の遺徳を偲ぶ歴史と伝統ある行事です。現在は「山の日」記念行事として、多くの市民へ登山文化の啓蒙・普及を図ることも目的としています。
支部長挨拶、献花、献酒とセレモニーも滞りなく終了し、記念講演は坂井広志プロジェクトリーダー(日本山岳会前副会長)から「引き継がれる山岳祭プロジェクト」についてお話がありました。
日本山岳会が関わる山岳祭は全国にあること。開催回数の多い順では、ウェストン祭(77回)、高頭祭(66回)、木暮祭(64回)、深田祭(42回)、宮崎ウェストン祭(38回)、播隆祭(38回)、泰澄祭(35回)、藤木祭(31回)、久弥祭(27回)、小島鳥水祭(11回)、槇有恒碑前祭(7回)、田部祭(6回)、このうちウェストン祭と小島鳥水祭は、本部主催で支部主管となっている。創立120周年記念事業として、これらの山岳祭を「継続」「支援」「広報」「交流」をキーワードとし、途切れることなく盛り上げ、受け継いでいくのがプロジェクトの役割だと強調されました。
その後、弥彦山頂での第68回登山祭・講演会(新潟県山岳協会)、そして第68回たいまつ登山祭(弥彦山岳会)と素晴らしい伝統行事が夜遅くまで続きました。