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公益社団法人日本山岳会

2023.9.2 定例山行「竜ヶ岳」

2023.9.2(土)天候:曇り時々晴れ

参加者:小寺、濱野、高橋、浜中、森田(L)

コースタイム:5:15ハーモニーホール駐車場発⇒7:15宇賀渓駐車場7:40発⇒8:05遠足尾根分岐⇒8:55-9:05展望台⇒9:40-9:45大鉢山分岐⇒10:40-10-50金山尾根分岐⇒11:10-12:00竜ヶ岳山頂、昼食⇒13:20大鉢山分岐⇒14:00遠足尾根分岐⇒14:10-14:20竜の雫⇒14:35宇賀渓駐車場15:00発⇒17:00ハーモニーホール駐車場解散

感想:久しぶりの定例山行に参加した。長期予報では悪天候が心配であったが、数日前から少し持ち直し、展望は期待できないがまあ大崩れはないと少し安どして出発した。150㎞のドライブであったが、それほどの混雑もなく予想より早く登山口に到着、出発した。はじめの予定は遠足尾根から登って金山尾根を下る周回であったが、少し前の大雨で白滝の丸太橋が完全に壊れ通行止めであったので、遠足尾根の往復となった。かなりの大雨であったらしく、登山道は大量の水が流れた直後の様相で、赤土と岩肌が露出し、流木や木の枝があちこちに散らばっていた。遠足尾根の登り始めから展望台までは急こう配のつづら折りの坂道が続き、すぐに汗が噴き出す。展望台は岩山で樹木がなく、風があり、四日市市の市街とコンビナートの向こうには伊勢湾が広がって見える。空はそれほど高くない雲に覆われ、時折日差しがあると暑い。さらに登って行くと勾配が緩くなりマツカゼソウが生えている尾根歩きとなり、もう一度急こう配を越えると大鉢山分岐へ着く。ここから少し登ると森林地帯を抜け、赤いベニバナボロギクが南斜面を埋めている。山頂が雲で見えない中、青い苔と馬酔木の道を進み、急こう配の階段を上ると金山分岐に出る。ここで一息入れ、ようやく見えてきた山頂に向かう。ここからは葉の小さく細いミヤコササに覆われた道を行く。あちこちに春咲くシロヤシオの木が点在している。石だらけの急坂を越えれば芝生の広がる1099mの山頂で、二等三角点がある。青空はないが南東に伊勢湾、南に鈴鹿山脈の山々、北西に琵琶湖を見下ろし、北隣の藤原岳方面は雲で見えないが360度の大展望である。記念撮影ののち、シカの糞に注意して腰を下ろして昼食とした。風が心地よいが日が差すと暑い。12時に山頂を出て、14時に遠足尾根を降り、竜の雫の冷水で顔を洗い駐車場に戻った。茶店で全員かき氷で体を冷やし、汗まみれのシャツを着替えて帰路に就いた。

後日、流された丸木橋は我々が登山した日に再建され、翌日から通行可能となったとの報道があった。5月頃にシロヤシオと馬酔木の花を見にもう一度行きますか?【森田記】

【撮影 森田】

支部

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