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公益社団法人日本山岳会

2024.5.23 山城クラブ(2)「後瀬山城」

2024.5.23(木)天候:曇り時々晴れ

参加者:浜野、田路、曽我、森田

コースタイム:愛宕神社(後瀬山登山口)10:15⇒後瀬山城10:45~10:50⇒後瀬山山頂11:10~11:30⇒湯岡配水池12:00~12:05⇒愛宕神社12:35

歩行距離:5.2㎞、累積標高差:304m、歩行時間2時間、休息20分

後瀬山城:1522年(大永2年)若狭国守護武田元光が築城したといわれ、以後若狭武田氏の本城であった。4代元明は朝倉氏に連れ去られ、織田信長が朝倉氏を滅ぼした後も戻ることを許されず、若狭国支配と後瀬山城は信長の重臣、丹羽長秀にゆだねられた。関ヶ原の戦の後、若狭国主となった京極高次は小浜城の築城をはじめ、後瀬山城は廃城となった。

感想:今日は曇り空ながら雨の心配はないという天気予報を信じて北陸道、舞鶴若狭道を走る。工事で1車線が多く予定より5分ほど遅れて登山口についた。国道27号後瀬山トンネルのすぐ北側、愛宕神社からの登山道はさすが山城と思わせる急こう配で、石段が続く。喘ぎながら20分ほど登ると平坦地があり,曲輪が連なる連郭式と呼ばれる土塁が続く。そのあと堀切にかかる土橋を渡り最後に本丸跡(168.5m)へ到達すると、しめ縄だけの神社があった。

小休止の後、後瀬山山頂へ向かう。本丸跡から南へ急な坂を下ると二の丸山上御殿の平坦地を右手に見て、細い尾根筋を上り下りして歩き、尾根が東向きに変わると後瀬山山頂224.9mで、三等三角点があった。小休止の後、そのまま湯岡配水池登山口を目指して歩き、登山口手前の急坂をロープを頼りに下山した。配水池はまだ標高50m以上ある高台で、ここからは林道歩きでゆっくり高度を下げ、湯岡集落から後瀬山の北側の山麓に沿って歩き、愛宕神社へ戻った。

まだ時間があるので、まずは名高い「伊勢屋」に向かい、湧き水で冷やした水まんじゅうを食し昼食代わりとする。次に小浜城址(小浜神社)へ向かい、神社に参拝してから小浜城天守閣跡に上ると、小浜港越しに後瀬山の全貌が見渡せ、その東側奥には多田ヶ岳712mが飛び出して見えた。最後にふたたび引き返し、街中の「とば屋酢酒井店」でいろんな酢を思い思いに買ってから散会した。【森田記】

(本丸跡)

(山頂にて) (最後の急下降) 

(小浜城から小浜港の向こうに後瀬山、左は多田ヶ岳)【森田・曽我撮影】

次回は6月27日(木)「玄蕃尾城」の予定(雨天は中止)

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