メニュー

公益社団法人日本山岳会

2024.7.22~7.25 個人山行、東北遠征記「会津駒ヶ岳&尾瀬沼」

参加者:長谷川久、曾我、森田

2024.7.22(月)天候:晴れ 

9時に福井を出て北陸道・関越道経由小出IC、国道252、401,352経由で桧枝岐をこえ、16時ごろ尾瀬御池ロッジ着。桧枝岐の宿が取れず、国道352が一部区間不通のため遠回りとなった。ロッジは自炊のため途中で買った鱒ずしと持参の焼酎などで夕食を済ませ早々に就寝。。

2024.7.23(火)天候:晴れのち雷雨

コースタイム:6:10滝沢登山口⇒9:30~9:40駒ノ大池⇒9:58~10:16会津駒ヶ岳山頂⇒10:50~11:00中門岳⇒12:00~12:30駒ノ大池(駒の小屋)⇒14:25滝沢登山口

4時半頃起床。昨夜受け取っておいた握り飯(冷凍)を電子レンジにかけて温め、インスタント味噌汁で朝食を済ませてロッジを出る。6時少し前に滝沢登山口駐車場へ着くも、一番上の駐車場はすでに満車で、100mほど離れた2番目に1台分だけスペースがあった。

駐車場から少し上ると登山口の階段があり、急な登りが続く。およそ30分ごとに休みを入れながら登ると3時間弱で草原に出る。標高1990m地点で、ここから山頂と駒の小屋が見え、ほっと一息といったところである。木道が始まり草原の花々を愛でながら駒ノ大池に着く。すぐ上には駒の小屋があり、池の周りにはワタスゲが風に揺れてロマンティックな場所だ。チングルマやハクサンコザクラの群落もある。一息入れてから草原の木道を上り会津駒の山頂2133mへ向かう。西には燧ケ岳の双耳峰が近い。山頂は低いアオモリトドマツなどの木があって見晴らしはよくない。一休みして中門岳2060mへ向かう。

山頂から少し下ると再び草原が始まる。中門岳まで2.2㎞、見渡す限りの草原で、ところどころに池塘がひろがる。その中を延々と木道が続いている。空は青く遠くの東北の山並みがよく見えるが、少しづつ雲が増え始める。午後からは雷雨の予想であり、早めに下山しなければならない。中門岳の山頂の手前の池の横に休息スペースがあり、中門岳の標識があるが、山頂は少し先の池塘のある草原で、ベンチがあり、360度の展望がある。会津駒の方面は草原の中に木道が続き、空には雲が多くなってきた。急いで駒ノ大池に戻る。池のほとりでわずかな昼食をとり、雨が落ちる前に下山できた。

桧枝岐の宿「ますや旅館」へ着くころには雨が降り始め、部屋へ入った時には土砂降りの雷雨となった。誰もいない温泉にゆっくりつかろうとしたが、下山後の体温上昇で長湯はできない。しかし湯上り後の生ビールには、これ以上の満足感はないと思うほどであった。

滝沢登山口駒ノ大池と小屋 会津駒山頂へ 中門岳

2024.7.24(水)天候:曇りのち時々小雨

コースタイム:10:18沼山峠バス停・休息所⇒10:34沼山峠⇒11:10小淵沢田代分岐(大江湿原)⇒12:00~13:20尾瀬沼ビジターセンター・尾瀬沼⇒13:40小淵沢田代分岐⇒14:15沼山峠⇒14:30沼山峠休息所

天気が悪いのは予報で分かっていた。ゆっくり朝食をとって御池バス停へ向かう。曇り空で暑くなく、昨日の疲れの中で尾瀬を歩くのにはいいかもしれない。沼山峠バス停を出て、木道を歩く。沼山峠展望台からは展望はない。大江湿原にはニッコウキスゲがにぎやかに咲き、昨秋の草紅葉とは変わって、青々とした生命にあふれている。オタカラコウ、コバギボウシ、オゼミズギク、コオニユリ、モウセンゴケ、ワレモコウ、キンコウカなどなど。

雨が降り出したのでビジターセンターで雨宿り。展示を見て、少しパンを食べ、尾瀬沼南岸へ向かうが、再び雨が降り出したので引き返し、傘をさして沼山峠へ戻った。

御池から再び桧枝岐のますや旅館へ戻って湯上りのビール、夕食のイワナを堪能した。

 大江湿原尾瀬沼と燧ケ岳

2024.7.25(木)天候:晴れ

朝湯を堪能し、ゆっくり朝食、食後のコーヒーも屋外のテラスでいただき10時前に宿を出発。帰りは国道352号を小出ICに向け山道を抜けた。すれ違いの困難な国道であったが対向車は数台で特に問題はなかった。スピードを抑えて60㎞あまりを2時間ほどかけて走破し、関越・北陸道経由で17時ごろ帰着した。【森田記&写真】

会津駒と尾瀬の花々【長谷川撮影】

支部

pagetop