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公益社団法人日本山岳会

2024.10.27 定例山行「己高山(こだかみやま)923m」周回コース

2024.10.27(日)

天候:くもり時々晴れ

参加者:森田(L)、曽我、長谷川久、高橋、田中

コースタイム:7:00松本合庁⇒北陸自動車道経由⇒8:30~8:40長浜市古橋  己高山登山者駐車場⇒9:10仏供谷登山口(尾根道)⇒10:45~10:50鶏足寺跡⇒11:05~11:45己高山山頂⇒13:20飯福寺登山口(林道)⇒旧飯福寺(鶏足寺)⇒13:45~14:00登山者駐車場⇒15:30松本合庁・解散

行動時間5時間05分(内休息時間50分) 歩行距離9.4㎞ 累積標高差820m

感想:己高山はコダカミヤマと読むが、その名前につられて選んでしまった。ここの山頂近くにあった鶏足寺はかの行基・泰澄による開山とされ、平安時代には山岳信仰の中心的存在であったといわれている。古くから近江国の鬼門に当たるとされ、寺が作られたらしい。また石田三成にまつわる言い伝えも多いところである。

10月末だというのにまだ蒸し暑い日である。3日前に山城クラブで7.8㎞を歩いたばかりで足が重い。初めての山なので駐車場や林道歩きに少々手間取った。ここは紅葉の名所だということで、11月には大変な人出になるというが、まだモミジの木々は青々としていて、先行パーティーも駐車場には1台の車のみである。

ひまわり畑のそばから出発、ヤマップの地図に従って谷沿いの林道を行く。いくつかの分岐を経て尾根道の登り口(仏供谷登山口)に到着、急な登りとなる。高時小学校の生徒が建てた1合目の標識が目に付く。風がなく、湿度が高く一挙に汗だくの登りである。すぐ2合目があったが3合目はかなり遠い。4合目を過ぎると少し傾斜が緩くなりやがて六地蔵に着く。小さな古い地蔵が半円形に6体並んでいる。6合目を過ぎるとかなり平坦となり、短い間隔で7号目、8号目と標識あり、鶏足寺跡に着く。広い平坦地の中ほどに五輪塔が一つ立っている。ここを横切ってトラバース道を進むと9合目の標識があり、急な尾根道となる。さらにひと汗かいたところで比較的広い山頂に着いた。先行はアベック一組で、集合写真のシャッターをお願いした。山頂には三等三角点と立派な石の標識が立っているが、誰かがいたずらしたのか九三三mになっている。少し離れて少し大きな岩があって、しめ縄がしてあり、その前に☒と彫った四角い石が置いてある。陰陽道に関係あり?

ゆっくり昼食をとってから旧飯福寺(鶏足寺)に向かって下る。こちらは比較的緩い尾根道で歩きやすく、順調に下って林道に出る。出たところが飯福寺登山口で、すぐに茶畑と鶏足寺の大門跡である。このあたりが紅葉の名所でたくさんの楓があるが、まだ緑が濃い。ここから遊歩道を下って農地の間を歩き駐車場へ戻った。【森田記】

【長谷川久、森田撮影】

支部

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