2024.11.16(土)天候晴れのち曇り
第24回JACまんなか五支部懇親集会が福井支部の担当で福井市の「ルポの森」において開催された。京都・滋賀、岐阜、富山、石川、福井の支部から総勢37名が集結し、交流した。「ルポの森」は以前美山町立の温泉施設であったが、福井市と合併後一時閉鎖されていたところ、福井市の企業が経営を肩代わりして今はやりのグランピング施設を伴った宿泊施設として再開し、キャンプ場、レストランやキャンプ用品店なども併設した、若者に人気のフィールドである。われわれ高齢者の多い団体客には若者のほうから奇異のまなざしがあったかもしれない。そして県外からの各支部の方々には、長い廊下と階段に戸惑われたと思う会場ではあった。
懇親会に先立って、講演会が開催され、福井市郷土歴史博物館学芸員印牧信明氏から「福井藩祖結城秀康と北ノ庄城下」と題して徳川家康の次男秀康が福井藩主になるまでの経緯や北ノ庄城の位置、規模の大きさなど、最近の発掘調査、文献資料に基づいた考察などをお話しいただいた。福井以外の支部の方には興味がどうかとも思ったが、最近の北陸新幹線開通、NHK大河ドラマ「光る君へ」の越前国の話や、「どうした家康」でもお万の方の生んだ家康の次男のその後など、歴史好きの方には福井の一面を知っていただけたことと思うし、福井支部の方々には自分たちの歴史の一端に触れていただく機会となったものと思っている。
18時から開催された懇親会には各支部からの祝い酒も加わって大いに盛り上がり、引き続き行われた2次会も同じ会場で話が尽きず、22時を回ったためやむなくお開きとした。
2024.11.17(日)天候晴れのち曇り時々小雨
雨予報であったが、朝食をとったのちに出発して朝倉遺跡駐車場に集結したころには青空となった。9時30分に出発し、朝倉遺跡の象徴のような唐門や朝倉館跡・湯殿跡庭園などを見学しながら朝倉氏の初代孝景(英林)の墓所「英林塚」まで遺跡の中をたどる。気温が高くここまで石段を上るだけで十分な足慣らしとなった。
猪除けの電柵をはずして谷筋の急な登りを汗だくになりながら歩く。このコースは土砂崩れのため長い間通行止めとなっていたが数年前から再開されたもので、山頂への最短距離だが狭い急こう配が多く、ところどころに「通行注意」の看板がある。11時ごろ千畳敷へ到着、展望所から見える西の空には雨雲が広がり、すぐに小雨が降り出した。ともかく山頂へと急ぎ、一の丸、二の丸、三の丸と上り詰め、最後の深い堀切をロープ伝いに上ると山頂である。全員が集まったところで記念集合写真を撮影し下山開始とする。12時ごろ千畳敷まで戻り、さらに英林塚コースの分岐まで引き返し、馬出コースを下る。杉林のある所は雨が落ちず、乾いているが雨でぬれた岩や土はよく滑り、1度完全に転倒した。12時40分ごろ、馬出コースの登山口、林道に降りたころから雨が上がり、城戸ノ内町の町中を抜けて13時15分には駐車場へ戻った。半分雨の登山となったが全員無事下山し、来年11月京都・滋賀支部主管の「近江八幡休暇村と沖島」での再会を約束して解散、それぞれ帰途に就いた。【森田記】