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公益社団法人日本山岳会

2024.12.01(日)定例山行「峰床山」

2024.12.01(日) 天候:晴れのち曇り
参加者:亀田(L)、小寺、田路、長谷川久、曽我、浜中、高橋、竹内

コースタイム:6:00ハーモニーホール ⇒ 7:30道の駅若狭熊川宿 ⇒ 8:00葛川市民センター駐車場 ⇒ 8:17坊村登山口 ⇒ 10:0鎌倉山 ⇒ 11:45-12:35峰床山(昼食)⇒ 13:00八丁平 ⇒ 13:30オグロ坂分岐 ⇒ 14:25鎌倉山 ⇒ 15:35坊村登山口 ⇒ 18:00ハーモニーホール
 
感想:京都第2位の標高を誇る峰床山には高層湿原『八丁平』があり、その周辺の紅葉が見事だと聞き時期的には遅いが一縷の望みをかけて山行に組んだ。
ハーモニーホールに集合した時は雨が降るなか傘をさして車に乗り合い出発したが、今庄を過ぎ敦賀に入る頃には晴れに変わっていた。道の駅若狭熊川宿で田路さんと合流し坊村の葛川市民センター駐車場に向かう。この駐車場は武奈ヶ岳への登山者も停めるため着いた頃にはほぼ満車であったが、峰床山に向かうのは我々だけであった。
 
駐車場を出て坊村の登山口に向かうが入り口には何の標識もない。少し歩くと急登になりすぐに『城の鼻』と書かれた尾根道に出てカマクラ谷を横目に登っていく。ところどころに紅葉が残っていて急登続きのなか時々立ち止まりながら愛でる。やがて林道に出会いここからは少し傾斜が緩くなる。『モミジ平』との標識があったがモミジの紅葉はほぼ残ってなかった。しばらく歩くと平な場所になり、このあたりが『ぶな平』で新緑の時期も良さそうだ。ぶな平を過ぎると杉林の中を登っていくがとにかく道がわかりにくい。常にピンクリボンを探しながら、方向を考えながら歩いていくため目や頭が非常に疲れる。杉林を過ぎるとまた急登になり、登りきると鎌倉山についた。頂上は広いが開けてはいないので景色は望めない。
 
息を整える程度に休憩して峰床山へ向かうが、ここからがなかなかの試練の道のりだった。鎌倉山を後にして一旦下りすぐに登り返す。登り返すと道が切れ落ちてるかと思うような急坂をずるずると下り、下ったと思うとまた登りの壁が。3つほど登り下りを繰り返したところに『千年杉』という大杉があった。次に目指す『オグロ坂』まで幾度となく続くアップダウン。そして全員が思う「帰りまたこの登り返し祭りが待っている」と。
ようやくオグロ坂にたどり着く。このオグロ坂は小浜と京都を結ぶ若狭街道の一つで古くは峠道であったらしい。ひと休みしてから峰床山に向かうが、ここからもアップダウンを繰り返す。4つほど繰り返し最後の急登を登りきって峰床山頂上となる。頂上は広く開けていて眺望が良く京都北山の山並みが広がる。昼食をとっていると何組か登ってこられて、自分たち以外ほとんど人と出会わないかと思っていたが意外と人が多かった。
 
帰路は江賀谷を下りることも考えたが水量が多いと渡渉が難しい箇所があるとのことで往復ルートとした。クラガリ谷を下り高層湿原の八丁平をぐるりと散策。残念ながら紅葉は終わり葉は散っていたが四季それぞれで景色を楽しめそうな湿原である。安曇川の源流であるせせらぎは水がとても澄んでいて水面に映る景色も綺麗だった。散策が終わりオグロ坂に着くとここからは再び登り返し祭りがはじまる。鎌倉山までいくつのアップダウンがあるか数えながら歩いた結果15回繰り返された。
ここからは登り返すことなく下りっぱなしで一気に登山口まで下山。
京都2位の標高とはいえ970mで標高差は670m程度だから甘く見積もっていた。終わってみれば累積標高は約1200mでなかなか歩きごたえのある山であった。峰床山はいくつか登山コースがあるからまたいつか紅葉の時期に別ルートで登ってみたい。【亀田 記&撮影】

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