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公益社団法人日本山岳会

【山行報告】丹沢高松山(日本山岳会医療委員会・東京支部合同企画 体力確認ハイキング)

山行報告:丹沢 高松山(日本山岳会医療委員会・東京支部合同企画 体力確認ハイキング)

日時:2025年6月15日

参加者:リーダー(体力測定・指導) 原田智紀氏

メンバー 6名

コースタイム:高松山入口10:15ー12:40ビリ堂ー13:30高松山ービリ堂ー16:00高松山入口

高松山入口バス停から山道入口まで、緩やかな道路を梅林を眺めながらゆっくりと登りました。雨上がりの湿度で既に汗ばむものの、日差しの明るさが心地よいです。ハイキングコースに少し入ると、新東名高速道路建設のため、ハイキングコースが分断されており、迂回路へと進む必要がありました。ここには鉄骨の回廊が準備されており、高さが様々な迂回用の階段などが組み込まれています。これがかなりきつく、日差しを遮る木々もないため、初夏の暑さと湿度にやられ、ハイキングが始まってすぐに今回一番の体力的にきつい場面となりました。

                                                                       

その後、木立の中で湿度の高さはそのままに、涼しい風を受けながら山林の中を歩いていると、柔らかい腐葉土を踏みしめる感触が心地よく、会員たちの顔もハイキングを楽しむ表情に変わり始めました。しかし、その時事件が起こりました。ヤマヒルが現れたのです。

地面の至るところから、まるで地獄から手を伸ばす餓鬼のように、ヤマヒルが顔を出しました。全員の視線が地面に集中する中、「服にヤマヒルがついていますよ」「ギャー、取って!!」といたるところから悲鳴が上がりました。ヤマヒルはあっという間に靴をよじ登り、会員のズボンを登り始めました。払っても落ちず、殺虫剤や塩を振りかけて弱らせたところをやっと振り払うことができました。

その後、ヤマヒルから逃げるために、山中を小走りで登り続けました。途中、鉄塔のふもとで一休みし、目印のビリ堂まで少し崩れた山道を進みました。ビリ堂を超えて頂上に進むと、霧が出てきて気温が低下しました。高松山頂上は霧が立ち込め、非常に幻想的な景色が広がっていました。

今回の山行には「体力測定」という副題があり、原田リーダーが作成した測定結果を添付します。1時間の獲得高度と荷物や洋服の重量を体重から割合を出し、推定メッツを算定しました。参加者の荷物の比重を10%と仮定して算出したMETsは約「5」で、残念ながら運動強度としては今一つという結果になりました。

 

登り①

登り②

登り③

登り④

登り⑤

平均

時刻

10:51

11:32

12:13

12:46

13:28

 

標高

278

427

521

656

801

 

運動時間(分)

37

33

20

28

31

149

標高差(m)

169

149

94

132

144

692

標高変化率 m/hr

274

271

282

283

279

278

荷物が体重の10%の時の推定METs

5

5

5.1

5.1

5.1

5.1

(作成:浅沼)

支部

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