立山というと雄山(おやま、3003m)、大汝山(おおなんじやま、3015m)、富士ノ折立(ふじのおりたて、2999m)の3ピークを指すことが多いが、古くは富山平野から臨む立山連峰を言っていた。
信仰の山としての歴史は古く、富士・白山と合わせて日本三霊山と呼ばれている。
芦峅寺(あしくらじ)と岩峅寺(いわくらじ)を中心に、「立山曼陀羅」を持った衆徒が全国で布教活動を行い、堕地獄の罪から逃れるため多くの人々が訪れた。
近世ごろから越中男子は成人式に立山詣を行う慣習ができ、現在でも富山県の小・中学生は立山登山を行っている。
立山一帯には信仰にちなんだ地名が数多く残っている(KN)
新雪の立山雪原を行く
1.立山3山夕照
2.天狗平よりの国見岳
3.雷鳥平より3山を仰ぐ
4.雷鳥沢を登る
5.剱御前よりの剱岳
6.雲湧く浄土山
7.奥大日岳山稜
8.称名川の源流
9.みくりが池より立山仰ぐ
撮影:川井靖元
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