公益社団法人 日本山岳会 東京多摩支部主催 春の講演会
K2登山とシリア難民の取材
ドキュメンタリーフォトグラファー
小松由佳氏 講演会
地球上に存在する8000m14座のうち、その死亡率の高さから「非情の頂」と呼ばれる世界第二位の高峰K2(8611m/パキスタン)。2006年夏、小松氏は東海大学K2登山隊の一員として、日本人女性として初めての登頂を達成しました。ヒマラヤの高みに憧れた日々から、K2登頂、その後の危機的な下山まで、山を通して得たものについて語ります。
また現在小松氏は、ドキュメンタリーフォトグラファーとしてシリア難民をテーマに取材を続けています。故郷から逃れ、異郷に根を張ろうとしている難民の現状や、シリア人の夫との異文化共生への模索、さらにシリア難民から考える世界について、お話しの予定です。
【略歴】 秋田県生まれ。K2登頂により植村直己冒険賞受賞。次第に風土に根ざした人間の営みに惹かれ、草原や沙漠を旅しながらフォトグラファーに転向。2012年からシリア内戦・難民を取材。現在、シリア人の夫と二人の子供と東京都在住。著書に『人間の土地へ』(集英社インターナショナル)。第8回山本美香記念国際ジャーナリスト賞受賞。公益社団法人 日本写真家協会会員。
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