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公益社団法人日本山岳会

2025.05.27
東京支部

【山行報告】湯河原(幕山・城山)日帰りハイキング

湯河原(幕山・城山)日帰りハイキング

■日時 2025年3月2日(日)
■場所 幕山・城山
■参加者 13名

春の陽気となった暖かな晴れの日に、総勢13名で湯河原にある幕山と城山、2つの山を登った。梅を愛で、各所で歴史に触れつつ、開放的な海の眺めも存分に楽しむ山旅となった。

(詳細)
 7:45 湯河原駅に集合
 8:00 バスに乗車し、8:12に鍛冶屋バス停下車。バス停前の広場で自己紹介。
 8:20 鍛冶屋バス停から歩き出す。まず目指すは幕山の登山口となる幕山公園だ。             
 8:55 幕山公園到着。入園料200円を払い、園内に入ると、ここ数日の暖かい陽気のおかげか、7分咲きくらいまで開花した紅梅・白梅が出迎えてくれる。
 9:05 いよいよ登山開始。真っ青な空に映える梅を楽しみながら、ゆっくりと高度をあげていく。梅林越しに幕岩でクライミングを楽しむ人達の姿も見えた。まだ朝早いからか、人も少なく、皆のんびりと思い思いに梅を楽しむことができた。

 9:35 東屋で小休憩。天気予報どおり気温が上がり始め、参加者からは口々に「暑い!」との声があがる。
10:20 幕山山頂に到着。山頂も比較的空いており、ここで25分休憩。参加者はすっかり打ち解け、ご飯を食べながら会話も弾む。
10:45 幕山出発
11:05 自鑑水に到着。ここは小さな池といった感じの場所。1180年、石橋山の合戦で平家の大軍に敗れた源頼朝が、追手から逃れ、この池に辿り着き、水面に映るやつれた顔を見て自害を決意したが、乱れた髪を結い直すと、平家を破り天下を納める自らの姿が映り、自害を思いとどまった、という言い伝えがある池だ。
11:50 山中を逃げ惑った頼朝に思いを馳せながら山道を下っていくと、大石ヶ平に至る。ここで10分休憩。朝が早かったせいか、もう午後2時くらいの気分であったが、まだ午前中であることに驚く。
12:15 一ノ瀬を通過。ここから2つ目の山頂、城山に向けて再び登りが始まる。
13:10 しとどの窟に到着。先ほどの自艦水と同じ石橋山の合戦敗走の際、源頼朝が追手から逃れるために身を隠したと伝わる洞窟。現在は20体ほどの石仏が安置され、窟の上の方からは細い細い滝が流れ落ちる神秘的な場所だ。急登続きで火照った身体に、洞窟の冷気が何とも心地よい。
13:35 椿台(駐車場、トイレ)10分ほど休憩。
14:05 城山(土肥城址563m)
山頂には平安時代後期にお城があったというだけのことはあり、その眺望は格別だ。真鶴半島や湯河原の街並み、そして太平洋をパノラマビューで一望できる。到着した参加者からは、「わあ!」「すごい!」といった歓声が次々とあがる。広々とした草原の山頂と開放的な眺めの心地良さに、いつまでも居たい気分であったが、15分ほど休憩して下山開始。

15:20 湯河原駅到着。
海を眺めながら住宅地の急斜面を降り、湯河原駅に到着。ここで解散し、希望者は温泉&懇親会へ。
笑顔溢れる充実した一日となった。

(記録作成 小石)

東京支部

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