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公益社団法人日本山岳会

2025.06.29
初級者講習東京支部

【講習会報告】実地・基礎の地図読み(ステップ1)

《初級》基礎の地図読み(ステップ1)

日時:2025年6月22日(日)(日帰り)
場所:東京・青梅丘陵
講師:近藤雅幸(日本山岳会)
集合:9:00石神前駅
解散:16:50軍畑駅
参加者:受講者15名+運営10名(講師1名+スタッフ6名+サポーター3名)

行程
9:00受付/自己紹介/行程説明
9:30班分け/体操/コンパスの使い方練習
10:15出発
12:00見方山(454m)
13:30マスガタ山(440m)
13:50物見山(418m)
14:00名郷峠(381m)
14:18辛垣山(456m)
15:10雷電山(492m)
16:14榎峠(327m)
16:45軍畑駅

 当日は朝から蒸し暑く、受付では各自1.5L以上の水分を持参しているか確認してからスタートした。
駅脇の神社境内で班分け(スタッフ1名/受講生3〜4名/サポーター1名)。早速、各班でコンパスの使い方を講師とスタッフから丁寧に教えてもらい、何度も練習をした。山での実践に期待が湧いた。登山道へ移動。
 樹林帯に入り木漏れ日の中を歩いた。歩き始めてすぐに、机上講習で学んだ様々な地形がすぐ目の前に現れた。机上講習の答え合わせをしている感覚だった。

 地図はたくさんの情報があふれている、地図上で地形の特徴を把握し、自分が地図上の何処にいるのか、常に確認しながら進む。全ての分岐点で立ち止まり、コンパスで方向を確認しながら進んだ。

最初、受講生達は半信半疑でコンパスを扱っていたが、数カ所の分岐点を過ぎてからはコンパスの扱いに慣れてきた様子だった。
 さらに地図の特徴を見分けることにも慣れてきて、地図を眺めながら、今回のルート以外の地形への質問も出るほどの余裕も出てきた。
また、等高線の間隔と傾斜の違いを感覚として覚えると、初めての山へ行く際、地図を見てアップダウンのイメージがしやすくなるとアドバイスがあった。

 昼になると気温も湿度も上がり疲労度が増した。スタッフが用意した扇子が大活躍した。
近藤講師の熱心な語りに耳を傾けながらの実地講習は、地図読みができるようになるだけでなく、地形や自然についてより理解を深め、面白さや奥深さを感じ、登山の魅力を再発見する機会になった。
 次回の「基礎の地図読み(ステップ2)」では、より実践的な技術を身につけたい。

(石井有里子)  

支部

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