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公益社団法人日本山岳会

2025.07.08
初級者講習東京支部

【講習会報告】机上・基礎の地図読みとコンパス・GPS-道迷いを防ぐ

初級者講習会・机上「第3回 基礎の地図読みとコンパス・GPS-道迷いを防ぐ」【報告】

日時:2025年7月2日(水)19時00分〜21時00分(質疑応答含む)

場所:JICA市ヶ谷ビル201AB

講師:近藤雅幸氏(日本山岳会)

受講者:27名(会員・準会員11名、一般11名、オンライン5名)

地図読み講習ステップ2とのことで、今回はコンパスを使用した地図読みとスマートフォンのGPS機能を利用した登山アプリを使用した地図読みの講習を行った。講習の会議室はほぼ満席であった。オンラインについては、序盤に音声トラブルがあったものの撮影用のスマホで機転を利かせて代用し実施できた。

講習の最初は配布された地図にピークや尾根、谷、コルの書き込みを行った。細かい地図を丁寧に見ながら印や線を引いく。説明をただ聴くだけでなく実際に自分で書き込むことでより地図読みへの理解が深まったかと思う。次は市ヶ谷駅周辺地図を利用し、コンパスで実際にJAC本部の方角の特定を確認した。地図もコンパスも難しいところはスタッフの皆さんが各テーブルに回って分かりやすくご説明してくださっていた。

 最後はスマートフォンのGPSアプリの説明を行う。いくつかのGPSアプリがあるが、講習では「ジオグラフィカ」を使用する。便利なGPSアプリだが電波の状況により実際の位置とアプリ上の地図の位置にずれが生じることもあるため、地図読みができて本当に使いこなせるとのお言葉を近藤講師よりいただきました。操作説明を受けながら実際に地図上や設定などを触っていく。個人的に直感的な操作がわかりやすい他のアプリとは違い、慣れるまではなかなか難しいと感じた。 最後は残念ながら時間が足りず駆け足の説明となってしまったが次回の実技でさらに詳しく解説、現場で実践して慣れていくこととなった。

近藤講師の熱い説明は地図を持って山で早速試したくなるような講義で、皆さんもその熱さに負けないくらい真剣に聞き入っていた。次の霧ヶ峰での実技が楽しみになるような、そんな講義であった。

記:16391 若林優子

支部

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