山岳安全対策ネットワーク協議会から夏山登山者に向けたメッセージ
来る夏山では山岳遭難事故を減らすために次のことを守りましょう。
1. 無理な計画は立てない
2. 体力に自信がない場合は、登らない
3. 万全の体調で参加しましょう
4. 必須装備は必ず持っていこう
たったこれだけを守るだけで、山岳遭難事故は、防ぐことが可能です。初心に還り、上記の4項目を遵守し、必ず登山届を提出しましょう。
近年、異常気象ともいえる気候変動は登山にもその影響を及ぼしています。
いままで経験したことのない猛暑日の連続は、北アルプスの高山ですら熱中症、脱水症を起こします。
また、極端に集中した豪雨は、がけ崩れ、土石流などを発生させ、いたるところで地形変化を起こしています。
長年登っているから大丈夫、よく知っている登山道だから平気といった経験則が役に立たなくなってきています。
気象予報技術や、携帯電話によるデータ通信技術は、年々目覚ましい進歩を遂げています。
だからと言って、機械に頼るのではなく自身の目と頭を使い、登山を行いましょう。
登山には、様々な知識と経験が必要です。夏山は、素晴らしい体験を味わわせてくれます。
ぜひ、安全に登山を行い、秋山の楽しさへも繋げてください。
「山岳安全対策ネットワーク協議会」とは
公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会、公益社団法人日本山岳会、公益社団法人日本山岳ガイド協会、日本勤労者山岳連盟の日本を代表する4つの山岳団体が山岳遭難事故減少に向けて登山届システム「コンパス」を共同運用するために設立した団体。
登山届(TOZAN-TODOKE)の普及を行っている。
連絡先:山岳安全対策ネットワーク協議会
(03-3358-9806 日本山岳ガイド協会内) 担当:武川