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公益社団法人日本山岳会

自己紹介  宮川 美知子

自己紹介

宮川 美知子(会員番号:13795)

私と日本アルプスの出会いは、昭和38年ごろから4~5年間、夏休みに父に連れて行ってもらった、長野県の美ヶ原高原でした。

高原には、お洒落なホテルと丸太作りの山本小屋があり、あたり一帯は牛が放牧されていて、訪れた人は自由に歩き回ることが出来ました。父はいつも山本小屋を常宿とし、のんびりと散策していましたが、一緒に後をついて行った私は、ある晴れた早朝に、雲海に浮かぶ南・中央・北アルプスの山々を見て、声も出せず感無量で佇んでいた記憶があります。群馬に生まれ育ったので、赤城、榛名、妙義、浅間ぐらいしか知らなかったからです。

 縁あって、13年前から登山を再開し、憧れ仰ぎ見ていた山々に、今、自分が立ち続けていることが夢のようです。日本山岳会にも知人のご好意で入会でき、以来私の山歴はめまぐるしく広範囲に及んでいます。特に印象に残るのは、雪山はしないと決めていた私に救いの手を差し伸べてくださった同期の晝間弘子さんに誘われて、北アの燕岳へ登ったことです。以前、夏山で歩いた表銀座コースでしたが、その時は眠りに入った白銀の世界が空中に広がり、銀色に輝く槍の穂先は特に素晴らしく輝いていました。他にも会の仲間に誘われて、ニュージーランドのルートバーントラックでいろいろな国の人たちと寝食を共にしたり、日本にある世界遺産の屋久島や白神山地登山に行けたことは、麗山会の仲間との交流があればこそで、心から感謝しています。

これからもよろしくお願い致します。

同好会

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