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公益社団法人日本山岳会

麗山会1月定例山行  『巣雲山581m ・大丸山503 m 』

伊豆半島東海岸の低山から海や丘陵を俯瞰。山頂は360度、遮るもののない天地開放の特等席だった。

山行日:令和8年(2026年)1月24(土) 

集 合: JR伊東線 宇佐美駅改札10時

参 加: 畑島、石間、岡田

行 程: JR伊東線宇佐美駅 (10:05)→ 阿原田コース→ グランピング施設わき → どっこい処→ 富士見展望ひろば→ 「大丸山」→ 阿原田峠 →「巣雲山」(昼食 )→ 峰コース→ 伊豆スカイライン出合→ 巣雲山地層→ 生仏の墓→ 行者の滝→ みかんの花咲くコース方向へ→ 伊豆巣雲台別荘地管理事務所分岐 → JR宇佐美駅(15:40)→ JR宇佐美駅発(16:27) -

 報 告:岡田陽子

〇熱海駅から宇佐美駅まで、伊東線の穏やかで魅力的な海の景色を眺めながら無人駅の宇佐美駅に着くと、畑島さんが待っておられた。石間さんも来られ、長距離のアプローチで集合時間を10時としたので早々に出発する。「宇佐美踏切」を渡り、住宅街からみかん畑が点在する緩やかなアスファルトの道を大丸山めざして進む。さすが温暖な伊豆半島、1月下旬でも道端にはオオイヌノフグリやホトケノザ、ビワの花、四分咲きほどの桜の花まで咲いており、気分があがる。グランピング施設わき の道を進み砂利道に。そこから本格的な登山道に入り、眺めのいい「どっこい処」で小休憩。「富士見展望ひろば」に進むと抜群の大展望で、眼下に宇佐美の町や初島、大島や青い海を俯瞰できて、鳥のように飛べたならなどと思ってしまう。「大丸山展望ひろば」からは富士山が大きく望まれ、山頂(503m)には四等三角点。そこから阿原田峠に向かってすこし下り、雑木林の緩やかな尾根道をたどり、カヤトの丘を登って開放感抜群で絶景の「巣雲山」の山頂へ。ここは二等三角点。展望台の下には芳香を放つスイセンの群落。石の円形テーブルとイスがあり、風を避けながら昼食とする。

〇巣雲山は伊豆東部火山群の火山活動によって形成れたスコリア丘で、山頂は広いススキ原になっている。視界を遮るものがないため展望が大きく広がり、東の富士山から時計回りにざっと、箱根山、丹沢の山々、三原山、天城山、達磨山、沼津アルプス、南アルプス、元に戻って富士山に。遥か太平洋上に駿河湾、相模湾、初島、伊豆大島、三浦半島~房総半島が見渡せる。食事を済ませて展望台に上がり、富士山から相模灘、大室山、天城山まで360度の眺望を楽しんで気分は爽快。下山の途に就く。

〇帰路は大きく周回する「峰コース」を下ることにして、鬱蒼としたヒノキ林の登山道に入る。2か所の沢にグレーチング桟橋があり、涸れた状態の「行者の滝」の先に「巣雲山地層」。13万年前に巣雲山が噴火して積もった火山灰の地層とか。「生仏の墓」は源氏に捕らえられた平家の落武者のモニュメント。途中でみかんの花咲くコース方面に向かい、馥郁と香る紅白の梅や、咲き始めたばかりの桜の花を愛でて、みかん、ポンカン、甘夏などの柑橘畑の道をたどり、ジョウビタキ、メジロ、ヒヨドリなどの野鳥を観察しながら「伊豆巣雲台別荘地」の側道を通り、踏切を渡って宇佐美駅にゴールイン。

〇宇佐美海水浴場へは5分も歩けば行けるので波と戯れたかったが、時刻も16時をまわり次の機会として熱海行きの電車に乗る。自宅発6時15分、自宅着が20時15分で、伊豆半島東海岸の低山への鈍行列車の山旅は14時間かかったが、1月の伊豆半島の温暖な景色を堪能し、巣雲山、大丸山のスケールの大きな展望にパワーをもらった。帰りの国府津駅で『みかんの花咲く丘♪』の発車メロディーが聞こえてきて、いい山旅であった。

「♬ …みかんの花が 咲いている 思い出の道 丘の道 はるかに見える 青い海 お船が遠く かすんでる…♬ 」

巣雲山

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