ヤマトタケルノミコトは伊吹山の山神によって死にいたらしめられた。
「記紀」の神話である。
古代から霊山として知られ、「イフキ」の別称は伊吹山の強風を神の「息吹き」と考えたのだろう。
大部分が石灰岩の地質で、好石灰質植物が多い。
山頂には高山植物を中心としたお花畑があり、
イブキの名がついた植物が30種を超す。
しかし、お花畑は鹿の繁殖食害と野草の影響で9割減少した。
自然保護の遅れが大きな問題となっている。
なお、現在、表登山道が大雨による土砂崩れで通行止めとなり、
登山バスで山頂駐車場に行き、30~60分で山頂に登ることになる。
(川井、KN)
伊吹山に咲く花
1.メタカラコウ
2.柵の中に咲くシモツケソウ
3.かつてのお花畑は登山道
4.伊吹山頂
5.柵の中のミヤマシシウド
6.駐車場登山口
7.サラシナショウマ
8.コオニユリ
9.コイブキアザミ
10.シモツケソウ
11.イブキトリカブト
(*1~6は2024年8月に取材撮影、7~11は2018年、2011年に撮影)
撮影:川井靖元
http://www2u.biglobe.ne.jp/~y_kawai/