弥彦山外来種駆除活動報告
・日時:令和5年6月3日(土)9時30分~12時30分
・場所:弥彦山山頂(奥の院)と大平園地周辺
・参加人数:32名
【はじめに】
令和4年度から実施している外来種(フランスギク)の駆除活動は、今年で2回目となります。今回は、弥彦村民にも郷土の秀峰弥彦山に繁茂する外来種の現状を知っていただきたく、村役場の協力を得て各戸にチラシを配布、結果村民とその周辺市民10名、さらに長岡技術科学大学山岳部からも参加をいただき、当山岳会を含め計32名での駆除活動となりました。
開会にあたり、弥彦村担当者の挨拶、そして日本山岳会越後支部長後藤正弘が清掃活動への参加に対し感謝の意を伝えた後、NPO法人エコロジーネットワーク理事長の片岡廣夫氏から、作業に当たり外来種除去の留意点の説明をいただき、「根こそぎ取る」ことを確認し作業に入りました。
【実施】
活動は2班に分かれ、1班は弥彦山山頂(奥の院)、2班は大平園地。それぞれ移動後本格作業に。それぞれの場所においてフランスギクが沢山咲いており数の多さに驚きです。(写真1,2)
園地。それぞれ移動後本格作業に。それぞれの場所においてフランス菊が沢山咲いており多さに驚きです。(写真1,2)
また、昨年度試験的に奥の院で幅4mの範囲で根こそぎ取った場所を観察したところ、残念ながら立派にフランスギクは咲いており、今後も継続的な駆除活動の必要性を痛感しました。作業はそれぞれの区域を全面的に除去し11時30分に終了しました。(写真3,4)
除去したフランスギクは、総重量117㎏、村役場を通じて焼却処分します。(写真5)。それぞれ昼食を取った後12時30分無事解散しました。
【今後】
外来種駆除は、数年で効果が出るものではないようです。根気強く活動を行う必要があると感じました。また、地元村民の皆様をはじめ弥彦山を愛する登山者の皆様にも、国定公園弥彦山に繁茂する外来種の現状や当山岳会の活動への理解を深めていただくため継続して取り組んで行きたいと思います。
参加して下さった皆様、ご協力いただいた関係各位の皆様に厚く御礼申し上げます。
担当:自然保護委員会 小野寺昭彦