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公益社団法人日本山岳会

2023.9.23-24 「第36回 日本山岳会全国支部懇談会」に参加して

第36回 日本山岳会全国支部懇談会に参加して

 去る9月23日(土)~24日(日)に、群馬支部主催による全国支部懇談会が、水上温泉、旧水上館(坐山みなかみ)で行われました。
 23日(土)15時から講演会が行われました。前橋山岳会会員で、群馬県警察谷川警備隊長の伊藤氏の山岳遭難者の動向についてのお話がありました。上級者遭難は勿論ですが、初心者・高齢登山者による遭難が多く発生しているようです。高齢者は、尾根の歩行中に転倒して落下遭難が発生しているようです。
 講演会が終わり、待望の懇親会です。地元太鼓有志による歓迎レセプションで幕開けしました。群馬支部長、日本山岳会会長、みなかみ市長様の挨拶があり、日本山岳会副会長の乾杯で懇親会が始まりました。内心もっと早く始めて欲しいとも思いましたが、しばらく辛抱していました。やはり乾杯のビールは旨いです。地元の地酒を始め、各支部からの差し入れも含めて20本以上の一升瓶が並びました。壮観なものです。日本酒は、やはり身に沁みます。
 24日(日)の水上温泉の朝は気温14度です。福井より少し涼しく感じます。朝食はバイキングで美味しく、昨晩の夕食同様に何時もより食が進みました。食堂の大窓から谷川岳が一望出来ました。とても良い天気です。気持ちの良いハイキング日和です。
 食後身支度を済ませ、バス2台で谷川岳インフォメーションセンター駐車場まで行きました。総勢150名程の大集団です。A〜F班に支部単位で分かれて、一ノ倉沢出会までの往復ハイキングに参加しました。福井支部はD班です。山岳道路でのハイキングだと聞いて、砂利道だと良いと思いましたが、期待も裏切られ舗装道路の往復でした。しっかりと登山靴で参加していましたので、帰ったら足に小さな水膨れが出来てしまいました。内心サンダルでも良かったなと思いました。直射日光が照りつける中でのスタートです。谷川ロープウェイ乗場の横を進みました。ロープウェイが進んでいくのを横目で見ながら前に進ました。やがて林の中に入り、木々の陰はまだ気温が低いので、涼しく爽やかです。こんなに大集団でのハイキングは初めてなので、壮観なものだと思いました。曲がりくねった道を進み、谷川岳山頂が見えると多くの人が写真を撮っていました。片道約80分の先に目的地である一の倉沢出会いがあります。近づくにつれて気持ちも高まってきました。大迫力の大岩壁に言葉も失い『ああー』というため息で酔いしれました。皆さん口癖に、『なんだこれは』と興奮気味です。皆なで記念写真を撮りました。多くの健脚の先輩方とのハイキングはとても充実していました。出発の谷川岳インフォメーションセンターに戻り昼食の弁当をもらい、皆思い思いの場所を確保して美味しく頂きました。良い記念に成りました。群馬支部の皆さんありがとうございました。                                     【田中俊幸 記】

【撮影 田中】

支部

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