令和4年度の秩父宮記念山岳賞に、「新宮山彦ぐるーぷ」が決定しました。
受賞者:新宮山彦ぐるーぷ 代表/沖﨑吉信(日本山岳会岐阜支部)
業績:『世界文化遺産・熊野古道奥駈道』の再興及び山小屋(避難)建設・保守管理、 並びに登山道(古道)の整備維持活動
1974年発足以来、38年間にわたり活動しているグループで、今回、以下のことで評価を受けての受賞になりました。
①通行困難となっていた熊野古道の南奥駆道(太古の辻~熊野本宮の約45km)を再興し、登山道の維持管理を行ってきた。
②南奥駆道に、小屋の新設、建て替え、大改修を行い、既設の避難小屋を含めた4小屋の保守・管理・運営を行っている。
③2004年7月の世界遺産登録「紀伊山地の霊場と参拝道」の選定に際しても大きく貢献している。
以上より南奥駆道の安全登山に大きく寄与し、古道が注目されている今日の状況からしても意義深い取り組みをしている団体である。