海外登山助成金(旧海外登山基金)は、海外登山の振興を図ることを目的に、会の内外を問わず、海外登山を計画する個人・団体(外国隊は当面対象としない)に助成をしています。
1989年に創設され、1990年の日本山岳会東海支部(日中友好天山山脈雪蓮峰登山隊)および日本山岳会青年部・高所登山委員会(日本山岳会第一次パミール登山隊)の2隊への交付を皮切りに、20年以上にわたり、経験豊富な審査委員による厳格な審査を通して、先鋭的な登山隊に交付が行われてきました。
これまで助成を受けた多くの登山隊が、その足跡を登山史に刻み込んできました。至近では、2008年の「GIRIGIRI BOYS カランカ登山隊2009」および「HIMALAYA CLIMBING 2008」の2隊によるピオレドール(黄金のピッケル)賞受賞などがあります。