岐阜県から登山者の皆さまへ
新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う登山自粛のお願い
現在、新型コロナウイルス感染症に関する「緊急事態宣言」が日本全国に出されており、特に岐阜県は重点的に感染拡大防止の取り組みを進めていく必要がある13の「特定警戒都道府県」の1つに指定され、県をあげて感染拡大防止に取り組んでいます。
県民の皆さまには不要不急の外出について自粛を要請しており、国からは都道府県間の移動の自粛を求められていることから、登山者の皆さまには、登山の自粛をお願いいたします。
〇不要不急の外出自粛要請
全国の緊急事態宣言により、不要不急の外出の自粛が要請されております。
万が一、遭難事故に遭うと、新型コロナウイルス感染症への対応で逼迫している医療現場に、さらに大きな負担をかけることになります。
〇新型コロナウイルス感染症の登山への影響
この感染症は、症状の発現から重症化までの期間が短いことも報告されています。感染拡大地域内での移動手段や人混み内での行動によっては、知らぬ間に感染し、入山時は快調であっても山の中で発病する可能性があります。発病した場合、高度によっては血液中に酸素を取り込み難いことや低い気温や悪天候などの山の上の過酷な環境等は、感染症を悪化させます。
〇感染者が遭難した場合の影響
もしも感染者が遭難や救助の対象となった場合、普段の救助活動以上の負担がかかることになります。さらに警察・消防等の関係者が濃厚接触による隔離等の対象となった場合、その後の活動に多大な影響が出る可能性があります。
登山には社会的責任が伴います。新型コロナウイルス感染症が一日でも早く終息するために、皆さまのご協力をお願いいたします。