【報告】初級者講習会《初級》初めての雪山「雪山入門-1」
【日程】2026年1月31日(土)日帰り
【場所】黒斑山
【天候】晴
【参加者】26名(受講者17名、講師・運営9名)
【講師】飯田邦幸(東京支部長)、永田弘太郎(東京支部員、日本山岳会副会長)
【集合】午前8時JR佐久平駅蓼科口バスロータリー
【行程】8:10出発
10:00「高峰高原ビジターセンター」到着
(貸切バスの途中故障により代替車両による振替輸送が生じたため遅延)
10:40頃 登山口(表コース)出発
13:20頃 「槍ヶ鞘」到着
13:40頃 「トーミの頭」到着
15:00頃 登山口(中コース)下山
16:10 高峰高原ビジターセンターから貸切バスにて佐久平駅へ
17:10 佐久平駅で解散(希望者は佐久平駅近くで懇親会)
雪山初級者講習会の今年初めての開催である。1月17日に行われた「冬の登山」倉見山で冬期登山における服装、装備の重要性を確認したところだが、今回の黒斑山では雪山でアイゼン、ワカンを装着しての雪山歩行の実際を体験することが目的であった。
登山開始時は雪靴のみでの歩行である。事前に登山口での夏山とは違う雪靴歩行時の歩行法(キックステップ)の説明と実技があり、参加者は事前に班分けがなされていたそれぞれの班毎に登り始めた。最初こそ戸惑っている様子が見受けられたものの次第に歩き方がこなれてきた様子がうかがえた。登山道が急勾配になる前の開けた場所でアイゼン装着に変更。飯田支部長から登る際の「逆ハの字」歩行、下りの際は路に対して真っ直ぐに足を置くこと、急斜面を降りる場合は傾斜に対して斜めに下りること、アイゼンを引っ掛けないように両足の間に隙間をあけることなど歩行の基本説明があった。アイゼン装着時は飯田支部長のチェックを受けて出発。槍ヶ鞘手前の避難小屋からはストックをピッケルに持ち替えて更に歩行。槍ヶ鞘で写真撮影後、トーミの頭に向けて歩き出す。槍ヶ鞘からはこれまでの樹林帯から視界の正面に浅間山、遠方に富士山が見える絶景地点ではあるが、一方で登山道の片側が切れ落ちて、滑落の危険性もあることから緊張感を持って歩き出した。トーミの頭では班毎に写真撮影後、時間が押していたことからすぐに下山開始。ここで私は中道を下るところ、連絡を聞き間違えて槍ヶ鞘へ戻るルートを取ってしまった。参加者からの指摘で誤りに気が付き、改めて中コースへ戻って下ることになった。参加者及びスタッフサポーター各位には時間をロスし、負担をおかけした。お詫びしたい。またこの際に電波が通じず連絡がつかなかったこともあり、緊急時の対処に課題を残した。中道登山道下山後、登山口ではワカンを装着して周辺を歩くこととなった。短時間ではあったが初めての歩行を体験した参加者にとって雪靴やアイゼン歩行との違いを実感できたのではないかと思う。
今回は貸切バスが途中で故障する予期せぬトラブルもあったが、代替車両が到着するまでの時間を無駄にせず、アイゼン装着時の歩行注意点などの説明に振り向けるなど参加者の意識を高める機会にしたことも記したい。参加者へは今回の講習を通して夏とは違う雪山の歩行体験で山登りの新たな魅力を広げる機会を提供できたのではないかと感じている。
記)16115高橋潤一



